軽自動車は自動車税が安いこと、諸経費が安いことで販売台数を増やしてきたと言えます。
しかし、軽自動車の自動車税の税率が上がったことでその魅力は半減しているのかを調べるためにもコンパクトカーとの自動車税を比較してみました。
コンパクトカーは今、販売台数を伸ばしている1000ccクラスのコンパクトカーとの比較をしてみました。
種類 | 自動車税 | 自動車重量税 3年 |
---|---|---|
軽自動車 | 10800円 |
エコカー減税なし |
1000t | 25000円 |
1t以下24600円 |
自動車税では軽自動車とコンパクトカーではそれほど金額の差はなくなってきていますが、重要税で差額が出ますね!
ただ、エコカー減税などは考慮していませんので、コンパクトカーでもエコカーなら税率が変わってきます。
軽自動車もエコカー減税の適応がありますので上記の金額よりも下がることが多いと言えます。
軽自動車とコンパクトカー(1000cc以下)の税金の差額は、エコカー減税を考慮しない場合
28900円
高く思うか、安く思うかはそれぞれだと思います。
最近の軽自動車はコンパクトカーよりも新車価格が高額な車種、モデルも多くなっています。
コンパクトカーの方がお買い得感や値引き率なども高い車種、モデルも多いので諸経費や税金だけではわからいない面もあると言えます。
軽自動車の魅力の1つに消耗品の価格が安いことですね!
バッテリーの容量が小さく交換も安いと言えます。
自動車の消耗品として高額なタイヤもサイズ的に安いタイヤが多いですね!
軽自動車の消耗品の掛かる費用は、自動車の中では最小限だと言えます。
一方のコンパクトカー、1000ccクラスの乗用車はどうでしょうか?
1000ccのコンパクトカーは、軽自動車を一回り大きくした車種、モデルが多く、車幅もそれほどの大差がなく、エンジンの排気量だけを大きくしている車種も多いと言えます。
バッテリーは軽自動車よりも少し容量が大きくなることで価格も多少は上がるかもしれませんが、それほどの差はないと言えます。
タイヤに関しても軽自動車とほとんど大差がないサイズの車種も多く、ほとんど変わらないと言えます。
軽自動車と1000tクラスのコンパクトカーの消耗品の掛かる費用は、軽自動車の方が多少や安いと言えますが、それほどの価格差が出ないようです。
ワイパーゴムやオイル交換なども軽自動車とコンパクトカーではそれほどの差が確認できませんでした。
軽自動車とコンパクトカーを上記では目で見える金額を比較してきました。
ここからは、目で見えにくい部分の諸経費を見てみましょう!
まずは、軽自動車とコンパクトカーの燃費性能、保険、車検や走行性能や安全面を比較しました。
NBOX 27q(軽自動車)
ルーミー 24.6km(コンパクトカー)
軽自動車の少し軍配が上がりましたが、燃費的にはそれほどの大差がないと言えます。
コンパクトカーの静粛性などを考えれば、燃費的にどちらが良いかというのは違ってくるのではないでしょうか?
自動車保険は、自賠責保険(強制)と任意保険とがあります。
ここでは、自賠責保険と任意保険を合わせた平均的な保険金額を掲載しています。
軽自動車:60000〜85000円
コンパクトカー:75000〜100000円
任意保険は軽自動車もコンパクトカーもほとんど金額の差はありませんでした。新車価格もそれほどの差がないので車両保険に加入したとしてもそれほどの差が出ないと思われます。
自賠責保険は、軽自動車とコンパクトカーでは、15000円弱のさがあり、それがそのまま、差額になっています。
車検費用というのは、自動車の所有者にとって大きな出費になります。
新車購入後3年、その後は2年おきに車検を受けなければいけません。
その車検価格は、軽自動車とコンパクトカーでは差があるのでしょうか?
軽自動車:40000〜90000円
コンパクトカー:55000〜105000円
軽自動車とコンパクトカーの車検ですが、各消耗品などの交換費用はそれほどの差がなく、自動車重量税の差が車検価格の差に反映されると思われます。
軽自動車とコンパクトカーの違いの中で大きいのが、走行性能と静粛性ではないでしょうか?
自動車は、ほとんどの場合、エンジンの排気量が小さいほど静粛性が損なわれます。
非力なエンジンで車を動かすために、車体を出来るだけ軽くする必要があります。そのため、660ccまでの軽自動車は、静粛性は犠牲にしなければ燃費や走行性能に影響が出ます。
ですので、静粛性に関しては、コンパクトカーが有利だと言えます。
走行性能もおなじくエンジンの排気量に比例します。
ただ、最近の軽自動車は、ターボ車やエンジン性能の向上でコンパクトカーよりも評価が高い車種も出てきています。
安全性能も軽自動車、コンパクトカーともに向上していると言われています。安全ブレーキが標準装備や安全ブレーキの性能アップなどがあります。
ただ、燃費性能を上げるために、極限まで車重を下げるためにボディの剛性は損なわれているとも言われています。
軽自動車とコンパクトカーの新車価格の比較ですが、車種ごとに調べました。
軽自動車
タント:1331000円
NBOX:1411300円
ハスラー:1365100円
コンパクトカー
ルーミー:1716000円
ソリオ:1734700円
クロスビー:1798500円
軽自動車とコンパクトカーを比較してきましたが、どちらも魅力があります。
軽自動車税が上げられたことでコンパクトカーの販売台数が増えたともいわれています。
また、軽自動車からコンパクトカーへの乗り換えも多くなったことで、ルーミーやタンク、トールやソリオなどの軽自動車を一回り大きくしたモデルの発売が多くなっています。
軽自動車は、諸経費の安さから不動の人気だと言えますが、コンパクトカーも燃費性能や安全性、走行性能などで魅力のある車種が多くなっています。
軽自動車とコンパクトカーを比較して、どちらが買いかという問いには、どのような利用方法なのかや器用環境などでも違ってくると言えます。
坂道の多い地域では軽自動車ではストレスを感じることもあります。
それ以外にも軽自動車という黄色ナンバーに抵抗のある方も居るかもしれません。
そのようの方には、コンパクトカーの方が向いていると言えます。
軽自動車の自動車税が上がったとはいえ、コンパクトカーとの諸経費の差は、まだまだあります。
軽自動車で十分なら軽自動車の方が、諸経費も安いですし、将来的な売却でも買取価格も期待できます。
軽自動車は、諸経費面、リセールバリューを考えた際に買いの車種も多くなると言えます。
また、コンパクトカーは車種、モデルもそれほど多くないと言えますが、軽自動車は、車種、モデルも多く、購入価格も100万円前後から200万円オーバーまで幅広く選べるという面もあります。
軽自動車とコンパクトカーは、比較されることも多く、購入の際にも悩まれる方も多いと思い、今回、比較してみました。
選べれる際に参考になれば、幸いです。