タイヤの寿命と交換時期 製造年数と走行距離

タイヤの寿命と交換時期 製造年数と走行距離

自動車のタイヤの寿命、製造からの年数と走行距離、すり減りやスリップサインによるタイヤの交換時期を解説

タイヤの寿命はどれくらい 交換時期のサインは

自動車のタイヤは、大きく分けて夏用のタイヤと冬用のタイヤ(スタッドレスタイヤ)があります。

 

夏用タイヤ、サマータイヤの寿命と交換時期を見てみましょう!

 

タイヤの交換のサインとして有名なのがスリップサインです。

 

スリップサインは、自動車のタイヤの溝(トレッド)に少し盛り上がった箇所が1箇所でも出てきたらタイヤを交換する必要があります。スリップサインが出たタイヤでは車検も通らないですし、整備不良にもなります。
スリップサインが出るまで、タイヤ交換しないことは、危険でしかありません。スリップサインは、危険祭だと思いましょう!
特にタイヤの溝、トレッドが浅くなると雨の日の水はけが悪くなり、高速走行で大きな事故にも繋がりかねないのですり減ったタイヤは危険です。

 

では、自動車のタイヤの交換時期は、どれくらいが適切なのか?
スリップサインまで交換しないのはご法度ですが、タイヤの交換の目安としては、残りの溝が4mm以下での交換が推奨されています。

 

スリップサインが出るのが、残りの溝、1.6mmですので、推奨される交換時期は、4mmですのでだいぶと早い段階での交換ですね!

 

特に高速道路や高速走行をする車は、残りの溝が4mm以下になれば、交換時期が来ていると思ったほうが良いようです。


製造年数によるタイヤの交換時期と寿命

タイヤの消耗による寿命を紹介しましたが、自動車のタイヤはゴム製品ですので劣化します。

 

製造年から何年か経過すれば、溝(トレッド)が残っていても交換が推奨される年数があります。

 

大体、タイヤメーカーでは、製造年月日から5年以上経過したタイヤは、交換時期、交換が推奨されています。

 

ここでタイヤの製造年月日ってタイヤを購入した時期なの?という疑問が湧きますよね!

 

実は、違います。

 

タイヤの製造年月日は、タイヤに記載されています。

 

 

この赤丸の文に書かれています。

 

これなら2019年42週になります。

 

古いタイヤは、ゴムの劣化によるひび割れや固くなったりして本来の性能が発揮できないことやパンクのリスクなども大きくなります。

 

自動車のタイヤは、走行に直接関係するパーツで、自動車のパーツの中でも最重要パーツと言えます。

 

大きな事故にもつながるパーツですので、他のパーツよりも交換の時期には気をつける必要があると言えます。

新品のタイヤでも製造年月日を気をつけろ

自動車のタイヤの購入の際にタイヤのサイズ、タイヤメーカー、タイヤの銘柄などは気にしますよね!

 

しかし、ほとんどの方が製造年月日を気にしません。

 

タイヤの購入の際は、安く買いたいと思うのは普通で、同じタイヤでもショップによって販売価格が違いますよね!

 

ただ、安く販売されているタイヤは、在庫のタイヤで製造年月日が古い場合もあります。

 

製造年月日は、自動車タイヤにとって重要で、製造から日にちの経過したタイヤが安売りされることからも価値が下がるだけでなく、品質も下がります。もちろん、性能、耐久性も低下することからタイヤの購入時は、価格だけにとらわれずに、製造年も少し気にかけましょう!

走行距離何キロでタイヤの寿命がくるのか

自動車のタイヤの寿命を走行距離で見てみましょう!

 

年数の場合、自動車の利用頻度によっても違ってくるでしょうし、5年以上で交換時期と言われても溝が残っていれば、交換するのがもったいないですよね!

 

ここでは、自動車を実際に走行してタイヤの摩耗、すり減りでの交換時期を走行距離から換算しました。

 

もちろん、車種(車重)やタイヤの種類でも違いはありますが、一般的な車での走行距離とタイヤの摩耗です。

 

まず、新品のタイヤ溝って何ミリくらいなのでしょうか?

 

おおよそ、新品タイヤは8mmの溝があります。

 

タイヤの溝が1.6mmになればスリップサインが出てきます。スリップサインが出るまでタイヤ交換をしないのは危険ですが、ここでは、スリップサインまでの走行距離でのタイヤ交換を紹介します。

 

まず、タイヤの摩耗は、どれくらいな脳でしょうか?何キロ走れば、どれくらいすり減るのか?

 

一般的には、1mmすり減るのに5000km前後だと言われています。もちろん、車重や走行方法、道路状況によって違ってきます。

 

新品タイヤが、8mmでスリップサインが出るのが、1.6mmですので、8-1.6=6.4mmです。

 

6.4X5000=32000kmとなります。

 

自動車の走行距離でのタイヤの交換時期の目安としては、32000kmということになりますが、あくまでもスリップサインまでの距離です。

 

これよりも早い段階でタイヤの交換が推奨されます。

 

走行距離での自動車のタイヤの交換時期としては、20000km〜30000kmくらいだと言えます。


タイヤのローテーションの必要性

タイヤの寿命を考える前に、タイヤを長持ちさせる方法も重要です。

 

自動車のタイヤを長持ちさせる方法としては、タイヤをローテーションすることです。

 

自動車のタイヤは、前輪、フロントタイヤの減りが、リヤタイヤよりも早い傾向にあります。

 

タイヤのローテーションをしないとフロントタイヤが先に減り交換時期にくることになります。タイヤを2本ずつ交換するのは無駄が多くなるので、タイヤのローテーションは、タイヤの寿命を長くするためには必要です。

 

では、タイヤのローテーションは、どれくらいですればよいのか?

 

5000kmで1mm摩耗するとして5000キロ程度でローテーションするのが、良いとされていますが、手間などを考えれば、1万キロ前後でも良いと思います。
タイヤのローテーションは、均等にタイヤの摩耗をすることが目的です。

 

ただ、タイヤのローテーションは、定期点検や車検のタイミングでするのが一般的です。特に6ヶ月点検や1年点検をしていない車は、タイヤのローテーションが疎かになりがちですので注意が必要です。

 

タイヤのローテーションは、タイヤの寿命を長くするためには必要だと言えます。


冬用タイヤ スタッドレスタイヤの寿命と交換時期

冬用のタイヤ、スタッドレスタイヤは、夏用タイヤ、サマータイヤとは違い、利用する期間が少ないことや冬場は、タイヤの摩耗の少ないことから交換時期が難しいですね!

 

スタッドレスタイヤをプラットホーム(スリップサイン)が出るまで使っているという方はいないと思います。

 

スタッドタイヤは、サマータイヤ以上に劣化が敏感で、ソフトな素材ですので、硬化するスピードも早いと言えます。

 

スタッドレスタイヤは、硬化することで性能が著しく低下し、性能が発揮されないことで事故のリスクもサマータイヤよりも高くなると言われています。
スタッドレスタイヤの寿命と交換時期は、タイヤ専門店などで見てもらうのが安心ですが、自分で有る程度の判断はできる方がいいですよね!

 

スタッドレスタイヤの寿命は、3年は性能の低下は殆どないと言われています。保管方法によっても違ってくると言えますが、大体3年は、大丈夫だと言えます。それ以上経過したスタッドレスタイヤは、寿命は迫ってきていることから買い替えを検討する時期だと言えます。

 

スタッドレスタイヤのすり減りでの交換時期は、冬季のみの仕様ということもあり、プラットフォームが出るくらいまで使用する前に、年数が経過しての交換になることがほとんどだと言えます。

 

スタッドレスタイヤの寿命は、素材の劣化、ゴムの硬さで性能が低下したことでの交換だと言えます。

 

サマータイヤよりもタイヤの性能が安全に直接影響が出るので交換時期は、適切に行う必要があると言えます。


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