※セレナのリコール情報 10月4日/2024
不具合状況
ルーフトリムにおいて、成形設備の設定が不適切なため規格より厚みがあるものがあります。そのため、ルーフトリム裏側に取り付けられているカーテンエアバッグが正常に展開しないおそれがあります。
改善内容
ルーフトリムを良品へ交換します。
※アリア、ノート、セレナのリコール情報 10月4日/2024
不具合状況
電気装置(ボディコントロールモジュール)において、制御プログラムが不適切なため、降車時オートロック機能作動灯の点灯時間が保安基準を満足しておりません。
改善内容
ボディーコントロールモジュールの制御プログラムを修正します。E13型車については取扱説明書に降車時オートロック作動灯点灯時間の記載がある為、合わせて修正した一頁を取扱説明書に差し込みます。
※フーガ(ハイブリッド)、スカイライン(ハイブリッド)、シーマのリコール情報 6月20日/2024
不具合状況
プロペラシャフトにおいて、自在接手のパイプへの圧入代が不足していたため、強度が不足しているものがあります。そのため、使用過程で当該部位から亀裂が発生し、最悪の場合、プロペラシャフトが破損して走行不能に至るおそれがあります。
改善内容
プロペラシャフトを対策品に交換します。
※クリッパーEVのリコール情報 6月20日/2024
不具合状況
衝突被害軽減ブレーキシステム(以下、FCM)において、フロントレーダーECUの制御プログラムが不適切なため、炎天下の駐車等でフロントカメラの温度上昇によりFCMが一時的に停止した場合、FCM停止状態を示す「FCM OFF表示灯」の点灯および「FCM作動表示灯」の点滅が、共に数秒で消灯します。そのため、「FCM OFF表示灯」が継続して点灯しないことにより、保安基準第12条(制動装置の基準)に適合しません。
改善内容
フロントレーダーECUの制御プログラムを対策仕様に書き替えます。
※アリアのリコール情報 5月30日/2024
不具合状況
駆動モータにおいて、ベアリング組付治具が不適切であったため、組付時にオイルシール用Oリングが損傷したものがあります。そのため、使用過程で当該部位から駆動モータ内の冷却用オイルが漏れ、絶縁抵抗が低下し、最悪の場合、駆動モータの出力が停止して走行不能に至るおそれがあります。
改善内容
駆動モータを良品と交換します。(4WD車については後輪用駆動モータを交換します。)
※アリア、セレナ、エクストレイルのリコール情報 5月30日/2024
不具合状況
ナビゲーションコントロールユニットにおいて、制御プログラムが不適切なため、ナビゲーションシステムが正常に作動しなくなることがあります。そのため、直前直左確認用のカメラ映像が表示されないことがあります。また、一部の車種については、車載コントロールユニット間の通信制御装置(CANゲートウェイ)において、制御プログラムが不適切なため、ナビゲーションシステムの異常を検知した場合に、エンジン/e-POWERシステムの始動ができなくなるおそれがあります。
改善内容
ナビゲーションコントロールユニットの制御プログラムを修正します。また、FE0型車、C28型車については上記に加えて、CANゲートウェイの制御プログラムを修正します。
※アトラスのリコール情報 5月17日/2024
不具合状況
小型トラックにおいて、開発時のエンジン制御プログラムの評価が不適切なため、上流NOxセンサの故障診断が確定した際にEGR(排気ガス再循環装置)が作動を停止し、設計意図と不一致となります。そのため、保安基準第31条の細目告示第41条別添48の車載式故障診断装置(ディーゼル重量車J−OBDU)の技術基準を満足しません。
改善内容
エンジン制御ユニットの制御プログラムを対策プログラムに修正します。また、特定の故障コードが確認された場合は、DPD(粒子状物質除去装置)の再生を実施します。
※アトラスのリコール情報 2月29日/2024
不具合状況
自動6速マニュアルモードトランスミッション(6AMT)搭載車において、令和2年10月29日届出(届出番号4835)の改善措置にてクラッチレバー支点部に塗布したグリスの材質選定が不適切であったため、使用過程でグリスが変質することがあります。そのため、クラッチレバーの摺動不良による変速遅れが発生し、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、クラッチレバーが動かなくなるため、警告灯の点灯及び警告音が鳴動するとともに、保護制御によりギヤが固定されて変速できなくなり、停車後に発進できなくなるおそれがあります。
改善内容
クラッチレバーを対策品に交換します。
※ノート(福祉車両)、ノートオーラ(福祉車両)のリコール情報 2月1日/2024
不具合状況
助手席回転シート架装車の取扱説明書において、本来記載すべきチャイルドシート搭載時に関する注記を記載していないため、保安基準第22条の3に適合しません。なお、チャイルドシートの固定機能に問題は発生しません。
改善内容
助手席回転シートの取扱説明書を訂正版に差し替えます。
※エルグランドのリコール情報 2月1日/2024
不具合状況
燃料タンクにおいて、製造工程が不適切なため、燃料タンク上面の構成部品が適切に溶着されていないものがあります。そのため、使用過程における車両振動等により溶着部の一部が剥がれ、燃料を満タンに給油すると当該溶着部から燃料が漏れるおそれがあります。
改善内容
燃料タンクの製造番号を確認し、該当する場合は良品と交換します。
※ラフェスタハイウェイスターのリコール情報 1月26日/2024
不具合状況
ガソリンエンジン車の低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがあります。そのため、インペラがポンプケースと接触して低圧燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがあります。
改善内容
低圧燃料ポンプを対策品に交換します。なお、修理部品の準備に時間を要することから、部品の準備ができ次第、改めて案内します。
※フェアレディZのリコール情報 10月26日/2023
不具合状況
左ヘッドランプに締結されるフロントバンパクリップの固定用スクリュにおいて、組立時に使用する締結工具の締付けトルク設定が不適切なため、正しく締結されていないものがあり、フロントバンパにガタが発生することがあります。そのため、歩行者との衝突時にフロントバンパに固定されている歩行者衝突検知センサが正常に作動せず、ポップアップフードが正常に作動しないおそれがあり、最悪の場合、歩行者との衝突時に歩行者頭部及び脚部保護の基準を満足しないおそれがあります。
改善内容
フロントバンパクリップ固定用スクリュを正規トルクで締付けます。
※アリアのリコール情報 9月29日/2023
不具合状況
12Vバッテリから12Vサブバッテリ間の回路接続制御を行っているパワーネットワークセパレート(PNS)リレーにおいて、開発時に電源電圧変動時の制御プログラムにおける評価が不十分であったため、12Vバッテリの電圧が低い状態でパワーオンすると、PNSリレーがオフとなり、12Vサブバッテリへの電源が供給されなくなることがあります。そのため、その状態で走行を継続すると12Vサブバッテリの電圧が低下する事によりコンビネーションメータ警告灯が点灯し、最終的には一度車両を停止させると再度READY ON出来なくなるおそれがあります。
改善内容
パワーネットワークセパレートリレーの制御プログラムを修正します。
※アリアのリコール情報 9月29日/2023
不具合状況
駆動モータを制御しているインバータにおいて、駆動モータの異常判定プログラムが不適切なため、駆動モータの不要な異常判定を行うことがあります。そのため、コンビネーションメータにEVシステム警告メッセージを表示するとともに、駆動モータ出力を停止させることで、走行できなくなるおそれがあります。
改善内容
インバータの制御プログラムを修正します。
※セレナ(アイドリングストップ機能無し車)のリコール情報 9月29日/2023
不具合状況
アイドリングストップ機能無し車のオルタネータ(発電機)において、プーリーの内部機構(ワンウェイクラッチ)に封入されているグリスの耐熱性能が不足していたため、使用過程でグリスが熱劣化しプーリーのワンウェイクラッチが摩耗することで破損することがあります。そのため、異音の発生や充電警告灯が点灯し、そのまま使用を続けるとプーリーが空転して発電不良となりエンジンが停止するおそれがあります。また、空転したプーリーが摩擦熱により高温になった状態でシャフトから抜けて、エンジンルーム内に脱落し周辺部品の可燃物に接触すると、最悪の場合、火災に至るおそれがあります。
改善内容
発電機を対策品に交換します。
※NV100クリッパーのリコール情報 8月31日/2023
不具合状況
手動式の前照灯照射方向調節装置付きのすれ違い用前照灯において、不適切な調節位置で光軸の調整、検査を行ったものがあります。そのため、光軸が保安基準を満足していないおそれがあります。
改善内容
前照灯の光軸を点検し、調整が必要な場合は光軸調整を行います。
※ノート、ノートオーラなど5車種のリコール情報 7月14日/2023
不具合状況
e-POWER車及び電気自動車のビークルコントロールモジュールにおいて、開発時にモーター出力制御プログラムの評価が不十分なため、プログラムに不備があります。このため、クルーズコントロール(インテリジェントクルーズコントロール、プロパイロットを含む)による走行を終了した直後に特定の操作をした場合に、意図しない加速をするおそれがあります。
改善内容
ビークルコントロールモジュールの制御プログラムを修正します。
※ノート、セレナなど3車種のリコール情報 7月14日/2023
不具合状況
発電用エンジンのブローバイガスを吸気管に導くブローバイホースにおいて、開発時の評価が不十分なため、ホース表面の劣化を防止するプロテクタの寸法が不足しています。
このため、使用過程においてプロテクタで覆われていない部位のホース表面に亀裂が発生し、最悪の場合、エンジンが始動せず、走行中にモーターが停止し、走行できなくなるおそれがあります。
改善内容
当該ブローバイホースを対策品(プロテクタ延長品)と交換します。
※ノートオーラのリコール情報 7月14日/2023
不具合状況
右側ヘッドランプにおいて、車両生産工場の光軸調整設備の設定が不適切な状態で検査、調整を行ったため、光軸が保安基準を満足していないおそれがあります。
改善内容
右側ヘッドランプの光軸を点検し、調整が必要な場合は光軸調整を行います。
※キャラバンのリコール情報 6月16日/2023
不具合状況
エンジン制御コンピュータにおいて、開発時のアクセル診断制御プログラムが不適切であること及びフェールセーフ制御の評価が不十分であったことにより、特定のアクセルペダル操作を行なった場合にアクセルペダルセンサが故障していると誤判定することがあります。そのため、出力を止めるフェールセーフ制御が作動し、走行不能となるおそれがあります。
改善内容
当該エンジン制御コンピュータのプログラムを修正します。
※アリアのリコール情報 4月14日/2023
不具合状況
コンビネーションメータにおいて、メモリ制御プログラムの一部が不適切なため、グラフィックデータのメモリの一部を使用した場合に読み込み不可となる場合があります。この場合、次回走行時にメータが表示と非表示を繰り返し、速度計や各種警告灯など運転に必要な情報が確認できなくなるおそれがあります。
改善内容
当該コンビネーションメータのプログラムを修正します。
※NV100クリッパーのリコール情報 3月31日/2023
不具合状況
@機械式自動変速機(AGS)のクラッチケーブルにおいて、防水のための被覆構造が不適切なため、芯線に錆が発生するものがあります。そのままの状態で使用を続けると、クラッチケーブルの芯線が破断し、警告灯が点灯するとともに変速不能及び走行不能となるおそれがあります。
A機械式自動変速機(AGS)のオイルポンプとオイルポンプ駆動用モータのジョイント部において、外部との通気構造が不適切であったため、オイルポンプからオイルが滲んだ場合、オイルが空気と共に、モータ側に浸入することがあります。そのままの状態で使用を続けると、モータ内部が短絡して作動しなくなり、警告灯が点灯するとともに変速不能及び走行不能となるおそれがあります。
B機械式自動変速機(AGS)において、オイルポンプ駆動用モータのブラシ材質が不適切なため、高温、高湿条件においてブラシが膨張し、摺動不良となるものがあります。そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、ブラシが固着してモータが通電不良により作動しなくなり、警告灯が点灯するとともに変速不能及び走行不能となるおそれがあります。
改善内容
アクチュエータを点検し、該当アクチュエータの場合は、
@クラッチケーブルを対策品に交換します。
Aオイルポンプとオイルポンプ駆動用モータを対策品に交換します。
Bオイルポンプ駆動用モータを対策品に交換します。
※GT-Rのリコール情報 3月3日/2023
不具合状況
VR38型エンジンの交換修理用部品において、クランク穴加工の設備計測機の設定が不適切であっため、クランク穴径が規格より小さく加工されたものがあります。そのため、極低温環境下ではクランク穴とクランクシャフトのメインベアリングとのクリアランスが確保できずメインベアリングが焼き付くことで異音が発生します。そのままの状態で使用を継続すると、メインベアリングの焼き付きが進行し、最悪の場合、エンジンが破損するおそれがあります。
改善内容
当該エンジン本体またはシリンダーブロックを正規品と交換します。
※アトラスのリコール情報 2月24日/2023
不具合状況
小型トラック用エンジンにおいて、バキュームポンプカップリングとカムシャフト間の隙間が大きいものがあります。そのため、そのまま使用を続けると、カップリングおよびカムシャフトの嵌合部が異常摩耗しカップリングが破損することで、バキュームポンプが作動不良となりブレーキ警告灯やバキューム警告灯が点灯し、クラッチおよびブレーキの操作が重くなります。また、カムロータの折損およびVVT(バリアブルバルブタイミング機構)の位相ずれによりエンジン始動不良となり、最悪の場合、エンジンストールに至るおそれがあります。
改善内容
バキュームポンプカップリングを対策品に交換します。また、カムシャフトの嵌合部を点検し、摩耗量が基準を超える場合はカムシャフトを新品に交換します。
※セレナ(スマートシンプルハイブリッド)のリコール情報 1月27日/2023
不具合状況
アイドリングストップ付スマートシンプルハイブリッド仕様車のECOモータにおいて、内部ベアリングのシール仕様が不適切なため、シール性能が不足し異物が侵入するとベアリングが破損し異音が発生することがあります。そのまま継続して使用した場合、ECOモータが故障しエンジンが停止するおそれがあります。
改善内容
ECOモータを対策品に交換します。
なお、部品準備ができしだい改めて順次案内し対策品に交換します。
※セレナ、エクストレイルのリコール情報 1月27日/2023
不具合状況
アイドリングストップ付車のECOモータにおいて、内部ベアリングのシール仕様が不適切なため、シール性能が不足し異物が侵入するとベアリングが破損し異音が発生することがあります。そのまま継続して使用した場合、ECOモータが故障しエンジンが停止するおそれがあります。万が一、周辺部品に整備時等でこぼれたエンジンオイル等の可燃物がある場合、ECOモータ故障に伴う熱風と火花が開口部から吐出し周辺部品が焼損することがあり、最悪の場合、火災にいたるおそれがあります。
改善内容
ECOモータを対策品に交換します。
なお、対策品の準備ができるまでの間、遮熱カバーを取り付け、部品準備ができしだい改めて案内し対策品に交換します。
※DAYZ、ROOXのリコール情報 12月9日/2022
不具合状況
@運転者席用シートベルトもしくはステアリングコラム
A運転者席用エアバッグ
において、交換修理用部品カタログでの部品番号指示が不適切なため、正規仕様と異なる部品が取り付けられたものがあります。 このため、最悪の場合、一部条件下では乗員保護性能が十分に発揮されないおそれがあります。
改善内容
@運転者席用シートベルトもしくはステアリングコラムを正規仕様の部品と交換します。
A運転者席用エアバッグを正規仕様の部品と交換します。
※NV350キャラバンのリコール情報 12月2日/2022
不具合状況
エンジン制御コンピュータにおいて、OBD診断の警告灯点灯の設定が不適切なため、特定の診断項目で異常判定時に警告灯が点灯しないおそれがあります。
改善内容
当該エンジン制御コンピュータのプログラムを修正します。
※ノート(e-Power NISMO-S仕様)リコール情報 12月2日/2022
不具合状況
NISMO-S仕様のリチウムイオンバッテリ内部ヒューズにおいて、ヒューズの仕様設定が不適切なため、運転の仕方によっては早期に劣化が促進することがあります。そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、ヒューズが溶断し警告灯が点灯するとともに、 モータへの電力供給が停止し走行不能になるおそれがあります。
改善内容
リチウムイオンバッテリ内部ヒューズを対策品に交換します。
※アトラスのリコール情報 11月26日/2022
不具合状況
型式指定小型トラックの完成検査において、ブレーキ検査機器の測定精度が不適切なため、 道路運送車両の保安基準にかかるブレーキの適合性の確認が適切に行われていなかったおそれがあります。
改善内容
指定工場にて自動車検査員によるブレーキ制動力に関する再検査を行い、道路運送車両の保安基準にかかる不具合が認められた場合は是正します。
※GT-Rのリコール情報 10月28日/2022
不具合状況
前席の座席ベルトの巻取り装置(リトラクタ)において、内部の部品加工が不適切なため、乗員拘束力制御機構(シートベルトの拘束力を一定レベルに保つもの)が正しく機能しないものがあります。 そのため、衝突等による衝撃を受けた場合の乗員の保護性能を満足しないおそれがあります。
改善内容
前席座席ベルトを良品に交換します。
※リーフのリコール情報 10月7日/2022
不具合状況
バックドアヒンジにおいて、一部製作工程での作業指示および検査指示が不適切なため、車体への締結ナットが規定以上の締付トルクで締結されたものがあります。 そのため締結ボルトが変形し、最悪の場合、ヒンジの片側が外れて、保安基準第18条に規定された堅ろう性の基準に抵触するおそれがあります。
改善内容
バックドアヒンジと締結ナットを交換します。
※ノートの改善対策情報 10月7日/2022
不具合状況
補修用の減速機の製造工程において、パーキングロック(Pレンジにした際に車輪を機械的に固定するもの)組立工程が不適切であったため、パーキングロッドの異品が組み込まれたものがあります。 そのため、パーキングロックが作動せず、さらにPレンジから動かなくなり、最悪の場合、駐車条件によっては駐車ブレーキを掛けていないと車両が動くおそれがあります。
改善内容
減速機の製造番号を確認し、対象の製造番号の場合には当該減速機を良品と交換します。
※フェアレディZの改善対策情報 9月30日/2022
不具合状況
9速オートマチックトランスミッション(AT)において、パーキングロック機構(Pレンジにした際に車輪を機械的に固定するもの)が不適切なため、特定の条件、操作をした場合に一時的にパーキングロックが外れ、最悪の場合、駐車条件によっては駐車ブレーキを掛けていないと車両が動くおそれがあります。
改善内容
トランスミッションコントロールモジュールの制御プログラムを対策品に書き換えます。
※NV100クリッパーのリコール情報 9月2日/2022
不具合状況
エンジンコントローラにおいて、IC(集積回路)の製造管理が不適切なため、使用過程においてIC内部で断線し、 エンジン始動不能や走行中にエンストするおそれがあります。
改善内容
エンジンコントローラの製造ロット番号を確認し、該当するものはエンジンコントローラを良品と交換します。
※エクストレイル(ハイブリッド)のリコール情報 7月29日/2022
不具合状況
電動ブレーキ倍力装置において、油圧ポンプモーターの部品仕様が不適切なため、 頻繁なブレーキ操作を繰り返した場合、ポンプモーター内部の電線が破損し、必要油圧が不足し、ブレーキ警告灯が点灯した後に警告音が作動するおそれがあります。 警告灯点灯及び警告音作動した後もそのままの状態で使用を継続した場合、ブレーキの効きが悪くなります。
改善内容
当該電動ブレーキ倍力装置の油圧ポンプモーターを対策品に交換します。
※NV100クリッパーのリコール情報 7月29日/2022
不具合状況
マニュアルエアコンのヒータユニットにおいて、吹出し口切替え機構の構造が不適切なため、高温条件下で吹出し口切替えダイヤルを素早く操作すると、内部部品が外れ、操作不能になる場合があります。 そのため、デフロスタが使用できず、前面ガラスの視野を確保できなくなるおそれがあります。
改善内容
ヒータユニットに内部部品の外れ防止用ブラケットを追加します。また、吹出し口切替えケーブルを点検し、曲がりのあるものは当該ケーブルを新品に交換します。
※セレナのリコール情報 6月30日/2022
不具合状況
ブレーキホースブラケットにおいて、ブレーキホースブラケットの車体への溶接作業が一部不適切なため、 ブラケットが外れ走行振動によりブレーキパイプが車体に干渉し異音が発生します。そのままの状態で使用を続けると、ブレーキパイプが損傷し液漏れが発生することで、 最悪の場合、ブレーキが1系統失陥し制動距離が伸びるおそれがあります。
改善内容
ブレーキホースブラケットを確認し、溶接状態が不適切な場合は再度溶接を実施します。
※キックスのリコール情報 6月10日/2022
不具合状況
後輪のアクスルにおいて、ハブを固定するアクスルボルトの締結作業が不適切なため、走行振動等によりボルトが緩み、構成部品がガタつき異音が発生するおそれがあります。 そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、ボルトが抜けてハブに干渉しホイールがロックするおそれがあります。
改善内容
左右の後輪アクスルボルトの締め付け状態を点検し、規定のトルクで締めつけます。
※アトラスのリコール情報 4月14日/2022
不具合状況
小型トラックにおいて、エレクトロニックドライビングユニット(EDU)の電気回路が不適切なため、車両の電装部品から発生する電気ノイズによりEDUが誤作動することがあります。 そのため、エンジン警告灯が点灯し、最悪の場合、エンジンストールに至るおそれがあります。
改善内容
EDUおよびエンジン制御ユニットの制御プログラムを対策プログラムに修正します。
※セレナのリコール情報 4月14日/2022
不具合状況
e-POWER車のビークルコントロールモジュールにおいて、制御プログラムが不適切なため、 特定の道路、かつ走行条件において発電用エンジンを始動する際、燃料が残っていても燃料切れと判定することがあります。そのため、出力をとめるフェールセーフ制御が作動し走行不能となるおそれがあります。
改善内容
ビークルコントロールモジュールの制御プログラムを対策品に書き換えます。
※NT450アトラスのリコール情報 2月24日/2022
不具合状況
電動パーキングブレーキを搭載した四輪駆動の小型トラックにおいて、 電動パーキングブレーキケーブルの配索が不適切なため、助手席のシートブラケットと当該ケーブルが干渉しているものがあります。そのため、車両振動によって当該ケーブルの被覆部が摩耗し、 最悪の場合、駐車中に当該ケーブルが切断して車両が勝手に動きだし衝突事故等を起こすおそれがあります。
改善内容
電動パーキングブレーキのケーブル、ブラケット、位置決めクリップ取付けブラケットを対策品に交換します。
※ROOXのリコール情報 2月11日/2022
不具合状況
運転者席用のエアバッグにおいて、仕様が不適切なため、展開時に最適形状にならない場合があります。 このため、最悪の場合、一部条件下ではエアバッグの性能が十分に発揮されないおそれがあります。
改善内容
運転者席用エアバッグを対策品と交換し、ニーエアバッグ非搭載車にはニーエアバッグを追加します。 なお、部品が準備でき次第、部品交換を改めて案内します。
※NV350キャラバンのリコール情報 2月11日/2022
不具合状況
メインマフラーにおいて、組み立て時の部品を選択する作業が不適切なため、 正規の仕様と異なる消音器が組み付けられたものがあります。そのため、騒音基準を満足しないおそれがあります。
改善内容
メインマフラーを正規品と交換します。
※アトラスのリコール情報 2月3日/2022
不具合状況
小型トラックの前輪緩衝装置において、フロントリーフスプリングの製造工程が不適切なため、耐久性が不足しているものがあります。そのため、そのまま使用を続けると、当該リーフスプリングが折損し、 最悪の場合、走行安定性が損なわれるおそれがあります。
改善内容
フロントリーフスプリングを対策品に交換します。
※NV100クリッパーのリコール情報 12月16日/2021
不具合状況
ヘッドランプにおいて、車両製造工場の光軸検査設備で、受光器の設定位置が不適切な状態で光軸の調整、検査を行ったものがあります。 そのため、光軸が保安基準を満足していないおそれがあります。
改善内容
ヘッドランプの光軸を点検し、調整が必要な場合は光軸調整を行います。
※エクストレイルのリコール情報 10月22日/2021
不具合状況
ハイブリッド車のエンジンルームハーネスにおいて、エンジンルームハーネスの配策が不適切なため、 エンジン制御用コントロールユニットを固定しているブラケットとの隙が不足しているものがあります。そのため、当該ハーネスがブラケットに干渉し電線の被覆が削られて短絡し、 最悪の場合、走行中にエンジンが停止し、その後再始動できなくなるおそれがあります。
改善内容
エンジンルームハーネス当該部位に干渉保護材を装着します。
※キックスのリコール情報 10月7日/2021
不具合状況
後席右座席中央側のチャイルドシート固定用ISOFIXロアアンカレッジのブラケットにおいて、 成形型が不適切なため、ブラケット嵌合部寸法が規定より狭くなることがあり、最悪の場合チャイルドシートを取り付けられないおそれがあります。
改善内容
ブラケットを点検し、寸法が不適切な場合はブラケットを修正します。
※NV100クリッパー、NV100クリッパーリオのリコール情報 9月10日/2021
不具合状況
オートマチックトランスミッションのマニュアルシフトレバーシャフトのオイルシールにおいて、シャフトの組付治具が不適切であったため、オイルシールのリップがめくれているものがあります。 そのため、当該部位からオイルが漏れ、最悪の場合、走行不能に至るおそれがあります。
改善内容
オートマチックトランスミッションのオイルシールを点検し、オイルシールのリップめくれ、オイル漏れのあるものはオートマチックトランスミッションを良品に交換します。
※N350キャラバンのリコール情報 9月10日/2021
不具合状況
ヘッドランプにおいて、車両生産工場の光軸検査設備内で通信不良が発生したことにより、 光軸の設定値が不適切な状態で検査、調整を行ったため、光軸が保安基準を満足していないおそれがあります。
改善内容
ヘッドランプの光軸を点検し、調整が必要な場合は光軸調整を行います。
※アトラスのリコール情報 7月16日/2021
不具合状況
小型トラックの機械式自動変速機において、オイルホース製造工程での作業が不適切なため、 ホースのシール性が低下しているものがあります。そのため、当該ホースとオイルパイプの継ぎ目からオイルが漏れて変速不良となり、最悪の場合、走行不能に至るおそれがあります。
改善内容
機械式自動変速機のオイルホースを良品に交換します。
※NV350キャラバンのリコール情報 7月16日/2021
不具合状況
オートマチックトランスミッションにおいて、トルクコンバータのロックアップクラッチを固定するリベット寸法が不適切なため、 強度が不足してリベットが破損することがあります。そのため、リベットの破損片による摩擦材の異常摩耗等が発生して、トルクコンバータのロックアップができなくなり警告灯が点灯し、 最悪の場合、摩耗粉によりオイルストレーナーが詰まり、オイルポンプの油圧が不足することで走行不能となるおそれがあります。
改善内容
トルクコンバータを対策品に交換します。なお、特定の故障コードを確認した場合はトランスミッション本体を交換します。
※ノートのリコール情報 6月11日/2021
不具合状況
ボディコントロールモジュールにおいて、制御プログラムが不適切なため、 配光可変型走行用前照灯ONかつ霧灯ONの状態でライトスイッチをスモール位置に操作した場合に、配光可変型走行用前照灯と同時に点灯すべきすれ違い用 前照灯が消灯し、保安基準第32条(前照灯の基準)を満足しません。
改善内容
ボディコントロールモジュールの制御プログラムを改善プログラムに修正し、 霧灯単独点灯モードを廃止します。また、前照灯の作動条件に関する記載を修正した取扱説明書および簡単早わかりガイドの追補版を配布します。
※ノートのリコール情報 6月11日/2021
不具合状況
エンジンマウントブラケット取付ボルトにおいて、取付方法が不適切なため、ボルトが緩むおそれがあります。 そのままの状態で使用を続けると、ボルトが破断することにより原動機が傾き、フロントサスペンションメンバーと干渉して異音が発生し、最悪の場合、 ドライブシャフトが抜けて走行不能に至るおそれがあります。
改善内容
左右のエンジンマウントブラケットの取付けボルトの締め付け状態を点検し、 規定のトルクで締め付けます。
※スカイライン、フェアレディZなどのリコール情報 5月28日/2021
不具合状況
ステアリングナックルにおいて、製造工程の熱処理が不適切であったため、強度が低下しているものがあり、 大きな力がかかった場合に変形してホイールアライメントに狂いが生じるおそれがあります。また、そのままの状態で使用を継続すると、最悪の場合、ステアリングナックルが破断して 走行不能となるおそれがあります。
改善内容
当該ステアリングナックルを良品と交換します。
※ROOXのリコール情報 5月28日/2021
不具合状況
リチウムイオンバッテリーのアースボルトにおいて、車体への取り付けが不適切なため、アース不良となるものがあります。 そのため、そのままの状態で使用を続けると、アイドリングストップ後再始動不能またはエンジン停止不能となり、最悪の場合、車両火災に至るおそれがあります。
改善内容
車体側取り付け部を点検の上、新品アースボルトを取り付けます。
※DAYZ、ROOXのリコール情報 5月28日/2021
不具合状況
エンジン制御装置(ECM)において、制御プログラムが不適切なため、幾つかの条件が重なった シーンでエンジンからブレーキ倍力装置への負圧供給が遅れる場合があります。そのため、最悪の場合、強い制動力が必要な場合に、通常より大きなブレーキ踏力が必要となるおそれがあります。
改善内容
エンジンECMの制御プログラムを対策仕様に書き替えます。
※プレサージュ、ティアナのリコール情報 3月5日/2021
不具合状況
交換修理用部品として出荷した運転席エアバッグにおいて、ステアリングホイールへの取付用ブラケットの溶接作業が不適切であったため、使用過程において溶接点が剥がれて外れる可能性があります。 そのため、最悪の場合、エアバッグ作動時に正常位置で展開せず、乗員保護性能が低下するおそれがあります
改善内容
当該運転席エアバッグを良品と交換します。
※e-NV200のリコール情報 2月26日/2021
不具合状況
運転席エアバッグにおいて、エアバッグを折りたたむ設備の条件が不適切なため、正しく折りたたまれない状態になる可能性があります。 そのため、エアバッグ展開時にインフレータ―から発生する高温ガスにより、エアバッグが破れ、正しく乗員を保護できないおそれがあります。
改善内容
当該運転席エアバッグを対策品と交換します。
※エクストレイル(ハイブリッド)のリコール情報 2月26日/2021
不具合状況
エンジンルーム内のラジエータを車体に固定するための部品 (ラジエータマウントブラケット) の固定ボルトが取り付けられなかったものがあるため、 ラジエータが動き、ラジエータホースの外れにより、冷却水が漏れる可能性があります。また、そのままの状態で使用を継続するとオーバーヒートが発生するおそれがあります。
改善内容
ラジエータマウントブラケット固定ボルトを適切に締結します。
※NT100クリッパー(ダンプ仕様車)のリコール情報 2月10日/2021
不具合状況
シフトケーブル固定に関する作業指示が不適切なため、車体への固定ボルトが組み付けられていないものがあります。そのため、走行振動によりシフトケーブルとブローバイホースが干渉し、 そのままの状態で使用を続けると、ブローバイホースに穴が開きブローバイガスが漏れるおそれがあります。
改善内容
シフトケーブルの固定ボルトを組み付けます。また、ブローバイホースに損傷がみられる場合は、ブローバイホースを新品に交換します。
※リーフのリコール情報 1月21日/2021
不具合状況
助手席側フロントサイドメンバにおいて、製造設備不良により部品に亀裂が入ったものがあります。 このため、使用過程において亀裂が進展し、サイドメンバの強度が低くなり、最悪の場合、前方車両衝突の際に乗員空間を確保するための車体強度が足りず、乗員に危害を与えるおそれがあります。
改善内容
車両の当該部を点検し、亀裂が発見された場合は車両交換を実施します。
※NT450アトラスのリコール情報 12月17日/2020
不具合状況
小型トラックにおいて、前輪用ブレーキキャリパーのスライドピンにグリスが塗布されていないものがあります。 そのため、そのままの状態で使用を続けると、ブレーキ操作後にアウターパッドが戻りきらなくなって著しく摩耗し、最悪の場合、アウターパッドが脱落するおそれがあります。
改善内容
前輪用ブレーキキャリパーのスライドピンのグリス塗布状況を点検し、グリスが塗布されていない場合には、キャリパーを交換するとともにパッド摩耗量の測定を行い、 アウターパッドに著しい摩耗が認められた場合はパッドも交換します。
※アトラスのリコール情報 12月11日/2020
不具合状況
小型トラックの冷凍機架装車において、冷凍機アイドルプーリ締結部の形状が不適切なため、ベルト張力によりアイドルプーリボルトに過大な応力がかかり折損するものがあります。 そのため、ベルトが外れて冷凍機が作動しなくなり、最悪の場合、走行中プーリが落下するおそれがあります。
改善内容
アイドルプーリブラケット、プーリボルト、ベルト等一式を対策品に交換します。
※フーガー、シーマのリコール情報 12月4日/2020
不具合状況
動力伝達装置において、プロペラシャフトの材料及び寸法が不適切なため、想定よりも疲労強度が不足しているものがあります。 そのため、プロペラシャフトに亀裂が発生する可能性があり、そのまま使用を続けると、最悪の場合、亀裂の進展によりプロペラシャフトが破損し、走行不能に至るおそれがあります。
改善内容
プロペラシャフトを対策品に交換します。
※ROOXのリコール情報 11月27日/2020
不具合状況
助手席アシストグリップにおいて、作業指示が不適切なため、組み付け時に固定用のワッシャが組み付けられていないものがあります。 そのため、乗降時に繰り返し使用すると、当該アシストグリップが破損し最悪の場合、アシストグリップが外れ、転倒するおそれがあります。
改善内容
アシストグリップを新品に交換し、ワッシャを追加して組み付けます。
※アトラスのリコール情報 10月29日/2020
不具合状況
自動6速マニュアルモードトランスミッション(6AMT)搭載車において、冠水路等を走行し、トランスミッション下部の水抜き穴から水が浸入した場合、 クラッチレバーの支点部の表面処理が不適切だったため、支点部が錆びるものがあります。
そのため、クラッチレバーの摺動不良により変速遅れが発生し、そのままの状態で使用を続けると錆びが進行し、最悪の場合、クラッチレバーが動かなくなるため、 警告灯が点灯及び警告音が鳴動するとともに、保護制御によりギヤが固定されて変速できなくなり、停車後に発進できなくなるおそれがあります。
改善内容
クラッチレバーを新品に変えるとともに支点部にグリスを塗布し、更に3年毎に案内のうえ、グリスの再塗布を行います。
なお、交換部品が準備できるまでは、暫定対応として、支点部の錆を落としたうえでグリス塗布のみを行い、交換部品の準備ができ次第改めて案内をします。
※セレナのリコール情報 10月29日/2020
不具合状況
LED仕様のフォグランプにおいて、製造過程で搬送する際の荷姿設定が不適切なため、搬送時の衝撃によりレンズの位置がずれ、 光軸が保安基準を満足していないおそれがあります。
改善内容
左右のLEDフォグランプを点検し、レンズの位置がずれている場合、良品に交換し、光軸調整します。
※フーガ、シーマのリコール情報 10月22日/2020
不具合状況
前照灯において、車両生産工場での光軸検査工程の後に、前照灯と車体(フェンダー)との隙間調整を行ったにもかかわらず、光軸の再検査を行わなかったものがあります。 そのため、前照灯の光軸が保安基準を満足していないおそれがあります。
改善内容
前照灯の光軸を点検し、調整が必要な場合は光軸調整を行います。
※シルフィのリコール情報 10月22日/2020
不具合状況
ハロゲン仕様の右側前照灯において、車両生産工場の光軸検査設備の設定が不適切な状態で検査、調整を行ったため、 光軸が保安基準を満足していないおそれがあります。
改善内容
右側前照灯の光軸を点検し、調整が必要な場合は光軸調整を行います。
※NT100クリッパーのリコール情報 10月8日/2020
不具合状況
燃料タンクにおいて、車体への取付部位の強度が不足しているため、走行中の振動により当該取付部位付近に亀裂が発生するものがあります。 そのため、そのまま使用を続けると、亀裂が進行し燃料がにじみ出ることがあり、最悪の場合、滴下するおそれがあります。
改善内容
燃料タンクを対策品に交換します。
※クリッパー、クリッパーリオのリコール情報 9月4日/2020
不具合状況
エンジン冷却系のラジエーターチャンバー(冷却水内の気泡を分離するための装置)の強度が不足しているため、積載状態で高速度・高回転運転や登坂運転の直後に、エンジン停止を繰返す走行を継続して行なった場合、亀裂が発生し、冷却水が漏れることがあります。 そのため、そのまま走行を続けると、オーバーヒートが発生し、最悪の場合、エンジンが停止し再始動不可となるおそれがあります。
改善内容
ラジエーターチャンバーを確認し、対策前品の場合は対策品と交換します。
※セレナのリコール情報 7月3日/2020
不具合状況
無段変速機(CVT)において、制御プログラムが不適切なため、変速機構であるスチールベルトに傷がつくものがあり、 そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、スチールベルトが破損し走行不能に至るおそれがあります。
改善内容
CVTのコントロールユニットを対策プログラムに書き換えます。 また、CVTコントロールユニットの故障履歴を確認し、当該不具合に至る履歴を確認した場合は、CVT本体を交換します。
※モコのリコール情報 6月19日/2020
不具合状況
アイドリングストップ仕様車のクランクプーリボルトにおいて、ねじ谷底の形状が不適切なため、耐久性が不足しているものがあります。 そのため、締付け軸力が低い場合にクランクプーリボルトが折損してガタが生じ、クランクシャフト位相角度を正しく検出できず、適切なエンジン制御ができなくなり、エンストに至るおそれがあります。
改善内容
クランクプーリボルトを良品に交換します。 また、プーリ等に損傷がある場合には、損傷のある部品を新品に交換したうえで、クランクプーリボルトを良品に交換します。
※モコのリコール情報 6月19日/2020
不具合状況
フロントサスペンションにおいて、コイルスプリングの鋼材に対する塗料の密着性が不足しているため、砂や小石を噛み込んだ場合に、塗膜が剥がれやすく、腐食が早期に進行するものがあります。 そのため、そのまま使用を続けると、コイルスプリングが折損し、最悪の場合、タイヤと接触することでパンクして走行不能となるおそれがあります。
改善内容
フロントコイルスプリングを対策品に交換します。
※DAYZ、ROOXのリコール情報 4月17日/2020
不具合状況
エンジン制御装置(ECU)において、発電機の制御ロジックが不適切なため、バッテリーの充電率が低い状態で、冷機始動直後の走行や長い下り坂を走行した場合、 エンジンの負圧が低下する場合があります。そのためブレーキ倍力装置への負圧供給が不足して、最悪の場合、ブレーキペダルの操作力が増大し、制動停止距離が長くなるおそれがあります。
改善内容
エンジンECUの制御プログラムを対策仕様に書き替えます。
※エクストレイルのリコール情報 3月6日/2020
不具合状況
ハイブリッド車のハイブリッドパワートレインコントロールモジュール(HPCM)において、モータ駆動力制御プログラムが不適切なため、 エンジンコントロールユニット(ECU)との通信異常が発生し、フェールセーフ状態に移行した際、動力が伝達されなくなり、一時的に走行不能に至るおそれがあります。
改善内容
当該HPCMのモータ駆動力制御プログラムを改善プログラムに修正します。
※NV200バネットのリコール情報 3月6日/2020
不具合状況
電源分配器の基板において、製造設備の管理が不適切なため、不要な半田が付着した状態で防湿材がコーティングされたものがあり、使用過程においてコーティングに亀裂が発生することがあります。 そのため、高湿環境下において電極間の微細な導通が発生して電極成分が移動し、短絡回路が形成されると、短絡電流の発熱によって、最悪の場合、車両火災に至るおそれがあります。
改善内容
当該電源分配器を確認し、対象部番の部品は対策品と交換します。
※スカイラインのリコール情報 2月7日/2020
不具合状況
2.0Lターボガソリンエンジン搭載車の燃料ホースにおいて、材質が不適切なため、熱等により早期に劣化することがあります。 そのため、そのまま使用を続けると、冷機始動時に高圧燃料ポンプと低圧側燃料ホースとの接続部分から燃料がにじみ出るおそれがあります。
改善内容
当該燃料ホースを対策品に交換します。
※アトラスのリコール情報 1月30日/2020
不具合状況
@小型トラック用エンジンにおいて、高回転高負荷時のエンジン制御プログラムが不適切なため、ピストン燃焼室口元部に冷熱ダメージが蓄積して亀裂が 発生するものがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、亀裂が進行して穴が開き、エンジンの出力低下や白煙が発生し、最悪の場合、 走行不能に至るおそれがあります。
A小型トラックの燃料噴射装置において、サプライポンプをエンジンに取り付けるボルトの締結力が不足しているため、走行振動等により締結部が緩むこ とがあります。そのため、サプライポンプの振動が増大し、最悪の場合、燃料パイプに亀裂が発生し、燃料が漏れるおそれがあります。
改善内容
@エンジン制御プログラムを対策プログラムに書き換えます。また、車両走行データを確認し、負荷及びその頻度の高い車両はエンジンを良品に交換します。
Aサプライポンプ締結部の点検を行い、緩んでいる場合はエンジンを良品に交換、緩んでいない場合は増締めを行います。
※シビリアンのリコール情報 12月6日/2019
不具合状況
助手席のアシストグリップにおいて、取付部のパネルの強度が不足しているため、繰り返し使用することで、パネルに亀裂が入ることがあります。そのため、そのままの状態で使用すると、助手席に乗り込む際にアシストグリップが外れ、最悪の場合、転倒するおそれがあります。
改善内容
助手席側アシストグリップ取付部に補強板を追加します。
※ルークスのリコール情報 11月22日/2019
不具合状況
前輪ブレーキにおいて、ブレーキホースの長さが不適切なため、ブレーキホースに引張力が発生し、ホース内部に亀裂が発生することがあります。 そのため、そのままの状態で使用を続けると、亀裂が広がり、ブレーキ液が漏れて警告灯が点灯し、最悪の場合、制動力が低下するおそれがあります。
改善内容
ブレーキホース取付けブラケットを追加し、ブレーキホースを対策品と交換します。
※DAYZのリコール情報 11月1日/2019
不具合状況
過給機付きエンジン車のエンジンコントロールハーネスにおいて、配索が不適切なため、走行時の振動で当該ハーネスがインタークーラーのケースと接触することがあります。 そのため、当該ハーネス内の電線の被覆が削られて短絡し、最悪の場合、走行中にエンジンが停止するおそれがあります。
改善内容
エンジンコントロールハーネスとエンジンブローバイホースを共締めします。なお、ハーネスを確認し損傷している場合は、補修または新品と交換します。
※NV350キャラバンのリコール情報 9月5日/2019
不具合状況
暖房を補助するPTCヒータのハーネスにおいて、ハーネス電線径が不適切なため、PTCヒータが最大出力で連続作動すると、発熱によりコネクタ端子が変形することがあります。 そのため、そのままの状態で使用を続けると、端子部が高温になりコネクタが焼損し、最悪の場合、車両火災に至るおそれがあります。
改善内容
PTCヒータハーネスを対策品に交換します。また、コネクタ端子部を点検し、変色などが認められた場合はPTCヒータを新品に交換します。なお、PTCヒータの交換部品が無い場合は、準備ができるまで、一時的に機能停止の処置をします。
※シビリアンの改善対策 9月5日/2019
不具合状況
助手席のアシストグリップにおいて、取付部のパネルの強度が不足しているため、繰り返し使用することで、パネルに亀裂が入ることがあります。そのため、そのままの状態で使用すると、助手席に乗り込む際にアシストグリップが外れ、最悪の場合、転倒するおそれがあります。
改善内容
助手席側アシストグリップ取付部に補強板を追加します。
※NT100クリッパーのリコール情報 8月29日/2019
不具合状況
ドライブシャフトのダストブーツにおいて、製造工程における温度管理が不適切なため、接合部の強度が不足しているものがあります。そのため、亀裂が発生し、ダストブーツ内のグリスが漏れ、最悪の場合、走行できなくなるおそれがあります。
改善内容
当該ダストブーツの製造ロット番号を確認し、対象となるロット番号のものは良品に交換します。また、当該ダストブーツに損傷があるものはドライブシャフトアッシを新品に交換します。
※e-NV200のリコール情報 7月19日/2019
不具合状況
動力伝達装置のパーキングケーブルにおいて、シフトレバー連結部留め具の材質が不適切なため、加水分解にて劣化することがあります。そのため、留め具が破損し、シフトレバーとの連結が外れてパークロック操作ができなくなり、最悪の場合、パークロックが掛らず始動できなくなるおそれがあります。
改善内容
パーキングケーブルのシフトレバー連結部留め具を対策品に交換します。
※NT450アトラスのリコール情報 7月5日/2019
不具合状況
小型トラックの原動機において、ロッカーアーム製造用治具の管理が不適切なため、ロッカーアームの耐久性が不足しているものがあります。 そのため、早期にロッカーアームが異常摩耗して破損し、異音が生じて、最悪の場合、走行不能に至るおそれがあります。
改善内容
ロッカーアームを良品に交換します。また、ロッカーアームに異常摩耗が認められた場合は、シリンダーヘッド一式を交換します。
※NV100クリッパーリオ(チェアキャブ仕様車)のリコール情報 6月28日/2019
不具合状況
車いす乗降用スロープ装着車において、後輪ブレーキ配管の配索設計が不適切なため、当該配管が誤って配索されています。 そのため、旋回時などに車両が横滑りした際に横滑り防止装置が正しく機能せず、最悪の場合、走行安定性を損なうおそれがあります。
改善内容
後輪ブレーキ配管を対策品に交換します。
※セレナ、キューブなど4車種のリコール情報 6月28日/2019
不具合状況
電源分配器の基板において、製造設備の管理が不適切なため、不要な半田が付着した状態で防湿材がコーティングされたものがあり、使用過程においてコーティングに亀裂が発生することがあります。 そのため、高湿環境下において電極間の微細な導通が発生して電極成分が移動し、短絡回路が形成されると、短絡電流の発熱によって、最悪の場合、車両火災に至るおそれがあります。
改善内容
当該電源分配器を確認し、対象部番の部品は対策品と交換します。
※ムラーノ、エルグランドのリコール情報 5月24日/2019
不具合状況
ABSアクチュエータにおいて、指定されている種類以外など性質が不安定なブレーキ液への耐性が不足しているため、バルブ表面の亜鉛メッキにゲル状物質が生成され、バルブの摺動性が悪化する場合があります。 そのため、バルブが正常に閉じない場合、液圧が低下しブレーキペダル操作時にペダルストロークが深くなり、制動距離が長くなるおそれがあります。
改善内容
ABSアクチュエータを内部洗浄後、作動確認を実施し、引掛りがある場合は対策品に交換します。また、亜鉛メッキの腐食を抑制する効果のあるブレーキ液に交換するとともに、ブレーキ液の種類を刻印したリザーバーキャップを交換し、またブレーキ液の種類を記載した取扱説明書を変更します。
※NV100クリッパー、NT100クリッパーなど4車種のリコール情報 4月18日/2019
不具合状況
任命されていない検査員(検査補助者)が合否判定を行う等、完成検査工程における合否判定が不明確であったため、道路運送車両の保安基準に関する検査が適切に行われていなかった可能性があります。
改善内容
指定整備工場において点検および自動車検査員による確認を行い、道路運送車両の保安基準に関する不具合が認められた場合は是正します。 なお、認証工場において点検(保安基準に関する不具合が認められた場合は是正)を行った場合は、暫定措置とします。
※ノートのリコール情報 4月11日/2019
不具合状況
フロントサスペンションにおいて、コイルスプリングの形状が不適切なため、 スプリングシートとの接触状態が不安定なものがあり、車両が大きくバウンドする際にスプリングが動いて、スプリングシート内周面と干渉することがあります。 そのまま使用を続けると、塗装が剥がれて腐食し、最悪の場合、コイルスプリングが折損するおそれがあります。
改善内容
フロントコイルスプリングを対策品と交換する。
※NV200バネット(タクシー仕様車)、NV200(タクシー仕様車)のリコール情報 4月11日/2019
不具合状況
タクシー仕様車のステアリングに取付けられているスパイラルケーブルにおいて、内部の配線を保持する構造が不適切なため、大舵角時に配線が周辺部品と干渉するものがあります。そのため、大舵角の繰返しにより配線が摩耗し、最悪の場合、当該配線が断線することでホーン不作動やエアバッグ警告灯が点灯するおそれがあります。
改善内容
スパイラルケーブルを対策品と交換します。
※シビリアンのリコール情報 4月11日/2019
不具合状況
運転席のアシストグリップにおいて、取付部のパネルの強度が不足しているため、繰り返し使用することで、パネルに亀裂が入ることがあります。そのため、そのままの状態で使用すると、運転者が乗り込む際にアシストグリップが外れ、最悪の場合、転倒するおそれがあります。
改善内容
アシストグリップ取付部に補強板を追加します。
なお、改修用部品の準備に時間を要するため、暫定措置として、アシストグリップの使用に関する注意喚起を行うとともに、アシストグリップを取り外します。
※NV150 ADのリコール情報 2月28日/2019
不具合状況
後席の右および中央座席ベルトにおいて、車両組立工程への部品供給が不適切なため、ベルト長さが異なるバックルが組み付けられたものがあります。 そのため、衝突等による衝撃を受けた場合の乗員の保護性能を満足しないおそれがあります。
改善内容
後席の右および中央座席ベルトのバックルを正規品と交換します。
※エルグランド、シビリアンのリコール情報 2月14日/2019
不具合状況
コンビネーションメータにおいて、燃料計回路が不適切なため、回路内の抵抗素子の発熱や計器内の照明などの熱により、 メータ内の基板が熱膨張を繰り返し、回路が断線することがあります。そのため、燃料計の指示値が高くなり、燃料が無くなったことに気づかず、最悪の場合、走行中にエンストして再始動できなくなるおそれがあります。
改善内容
燃料計回路に補助回路を追加またはメータ一式を交換します。
※NV350キャラバンのリコール情報 1月31日/2019
不具合状況
発電機において、補機ベルトの張力に対してプーリ内のベアリングの耐久性が不足しているため、使用過程において当該ベアリングが破損することがあります。 そのため、エンジン回転変動を吸収する機能が損なわれてベルト張力が増加し、そのまま使用を続けると、当該ベルトで駆動するパワーステアリングポンプのブラケットが破損して、最悪の場合、パワーステアリングポンプが作動不良となり、操舵力が増大するおそれがあります。
改善内容
発電機および補機ベルトを対策品と交換します。また、当該発電機プーリ内のベアリングを点検し、固着が認められた場合は、 パワーステアリングポンプ一式を新品に交換します。
※完成検査不備に関するリコール情報 12月13日/2018
不具合状況
車両製作工場の完成検査において、完成検査工程における合否判定が不明確な可能性があるため、道路運送車両の保安基準に関する検査が適切に行われていませんでした。
改善内容
指定整備工場において点検および自動車検査員による確認を行います。道路運送車両の保安基準に関する不具合が認められた場合は是正します。
※モコのリコール情報 11月16日/2018
不具合状況
エンジン補機ベルトの構造が不適切なため、当該ベルトの耐久性が不足しているものがあります。 そのため、ベルトの共振により当該ベルトが破断し、オルタネータやウォータポンプが停止して警告灯が点灯し、最悪の場合、走行中にエンジンが停止して再始動できなくなるおそれがあります。
改善内容
エンジン補機ベルトを対策品に交換します。
※モコのリコール情報 11月16日/2018
不具合状況
補助電源モジュールの構成部品(素子)の溶着が不適切なため、当該素子内部に亀裂が生じているものがあります。そのため、通電の繰返しにより当該素子が損傷し、アイドリングストップシステムOFF表示灯が点滅してアイドリングストップ機能が停止、または、エンストするおそれがあります。
改善内容
補助電源モジュールを良品に交換します。
※NV100のリコール情報 11月2日/2018
不具合状況
@機械式自動変速機(AGS)のトランスミッションフロントケース(以下、フロントケース)の形状が不適切であり及びクラッチレリーズベアリングの被水条件下での耐久性が不足しているものがあります。そのため、フロントケース内に水が浸入すると、当該ベアリング内部のグリスが被水して潤滑性が低下し、クラッチ操作が繰り返し行われると、最悪の場合、当該ベアリングが破損してクラッチ操作が不能となり、変速不能及び走行不能となるおそれがあります。
A機械式自動変速機(AGS)のギヤ位置を検知するための部品(アンチローテーションピン)の材質が不適切なため、アンチローテーションピンの耐久性が不足しているものがあります。そのため、変速が繰り返し行われると、アンチローテーションピンが破損して、警告灯が点灯するとともに、変速不能及び走行不能となるおそれがあります。
B機械式自動変速機(AGS)の変速を行なうための部品(セレクトピストン)の構造が不適切なため、セレクトピストンの耐久性が不足しているものがあります。そのため、変速が繰り返し行われると、セレクトピストンが破損して、警告灯が点灯するとともに、変速不能及び走行不能となるおそれがあります。
C機械式自動変速機(AGS)のクラッチケーブルアンカの組付指示が不適切なため、当該アンカとレリーズフォークのスリットが一致し、クラッチケーブルのクランプ部に応力が集中するものがあります。そのため、変速が繰り返し行われると、クラッチケーブルが破断して、警告灯が点灯するとともに、変速不能及び走行不能となるおそれがあります。
D四輪駆動仕様車の機械式自動変速機(AGS)を制御するコントローラに接続するワイヤハーネスの配索設計が不適切なため、ワイヤハーネスがトランスファケースのリブと接触するものがあります。そのため、走行振動等により、ワイヤハーネスが損傷し、最悪の場合、変速不能及び走行不能となり、またはエンジンの始動ができなくなるおそれがあります。
E機械式自動変速機(AGS)のセレクタアッシのコネクタの配置が不適切なため、結露した水滴が当該コネクタに滴下し、端子間が短絡することがあります。そのため、警告灯が点灯するとともに、変速不能及び走行不能となるおそれがあります。
改善内容
@以下の改善を行います。
(1)
@クラッチレリーズベアリング、クラッチレリーズフォーク、クラッチレリーズベアリングクリップを対策品に交換します。
Aクラッチカバー、クラッチディスクを新品に交換します。
(2)
機械式自動変速機(AGS)を点検し、フロントケース上部に防水カバーが取り付けられていない場合は、防水カバーを取り付けます。
(3)
(1)及び(2)の対策によりクラッチレリーズベアリングの耐久性が向上することから、クラッチカバーがレリーズベアリングより早期に 交換時期に達することとなるため、トランスミッション制御コントローラを対策プログラムに書換え、または、AGSアクチュエータを対策品に交換し、クラッチカバーの交換時期を知らせる警告機能を 追加します。
AAGSアクチュエータを対策品に交換します。
Bセレクトピストンを対策品に交換します。
Cクラッチケーブルアンカを点検し、
(1)
クラッチケーブルアンカとレリーズフォークのスリット方向が一致している場合は、AGSアクチュエータを新品に交換、クラッチケーブルアンカを対策品に交換します。
(2)
一致していない場合は、クラッチケーブルアンカを対策品に交換します。
Dワイヤハーネスの損傷状況を点検し、損傷が認められない場合は、ワイヤハーネスにプロテクタを追加して正しく配索します。損傷が認められた場合は、ワイヤハーネスを対策品に交換します。
Eセレクタアッシのコネクタを点検し、
(1)
@被水痕が認められる場合は、セレクタアッシとインパネハーネスを対策品に交換します。
A被水痕が認められない場合は、セレクタアッシのコネクタに防水カバーを追加し、インパネハーネスに防水対策を実施します。
(2)
メインハーネスのコネクタに、防水カバーが装着されていない場合は、メインハーネスのコネクタに防水カバーを追加します。
※NV350のリコール情報 9月7日/2018
不具合状況
イグニッションスイッチのポジション保持用スプリングにおいて、成形設備のメンテナンスが不適切なため、成形時に傷がついたものがあります。そのため、イグニッションキー操作の繰り返しによって当該スプリングが破損し、 イグニッションキーに多数のキーホルダー等の重量物を装着していると、走行中の振動等によりイグニッションキーがON位置以外に回転し、車両電源が断たれてエンジンが停止するおそれがあります。なお、この状態で事故を起こした場合、エアバッグが展開しません。
改善内容
イグニッションスイッチを良品と交換します。
※NT450アトラスのリコール情報 8月2日/2018
不具合状況
@ 小型トラックにおいて、ブローバイガス還元装置の遠心分離フィルターのメンテナンス設定が不適切なため、長時間アイドリングを頻繁に行ったり、エンジンオイルのメンテナンスを適切に行わないと、 当該フィルターにエンジンオイル中の汚れが堆積して目詰まりすることがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、クランクケース内圧の上昇によってエンジンオイルが吸排気系に流入して白煙等が発生し、 最悪の場合、意図せぬエンジン回転数の上昇等が生じてエンジンが破損する、または、火災に至るおそれがあります。
A 小型トラックにおいて、エンジンオイル交換時期を誤って設定したため、本来の交換時期を超えて使用を続けるとエンジンオイル量が不足した状態となり、 また、日常点検によるエンジンオイル管理の未実施等によって、タイミングチェーンの振れが大きくなり異音や出力不足等が生じ、最悪の場合、タイミングチェーンが切損して走行不能に至るおそれがあります。
改善内容
@
(1)ブローバイガス還元装置の遠心分離フィルターを新品に交換します。また、吸排気系を点検し、損傷部品を交換します。
(2)エンジン制御プログラムを変更して、ブローバイガス還元装置の遠心分離フィルター再生時期警告灯点灯システムを追加するとともに、警告灯点灯時の対処方法について記載した取扱説明書の追補版を配布します。
(3)ブローバイガス還元装置の遠心分離フィルターを定期交換部品に設定し、その旨記載された取扱説明書とメンテナンスノートの追補版を配布します。
Aタイミングチェーンシステムを点検し、交換が必要と判断された部品は新品に交換します。また、エンジンオイル交換時期を変更した取扱説明書とメンテナンスノートの追補版を配布します。
※NT450アトラスのリコール情報 8月2日/2018
不具合状況
小型トラックにおいて、発電機用プーリー内部のグリスの耐久性が不足しているため、エンジンの低回転領域を主体に使用を続けると、グリスが早期に劣化して当該プーリーが破損することがあります。 そのため、最悪の場合、当該プーリーが脱落するおそれがあります。
改善内容
発電機用プーリーに落下防止プロテクタを装着するとともに、当該プーリーを対策品に交換します。
なお、対策品の準備に時間を要する為、当面の間、当該プーリーを点検し、異常が認められた場合は対策品に交換し、異常が認められなかった場合は、準備が整い次第、対策品に交換します。
※NT450アトラスのリコール情報 8月2日/2018
不具合状況
小型トラックのフルタイム4WD車において、機械式自動変速機の制御プログラムが不適切なため、発進時に後輪のスリップ状態が続くと、エンジン回転数が上昇し、最悪の場合、意図せぬ加速をするおそれがあります。
改善内容
機械式自動変速機の制御プログラムを対策プログラムに書き換えます。
※NT450アトラスの改善対策情報 8月2日/2018
不具合状況
小型トラックにおいて、運転席用エアバッグECU用配線の配索が不適切なため、衝突時のフロントパネルの変形により、当該配線がフロントパネルと当該ECU取付金具の間に挟まって切断され、エアバッグが展開しないおそれがあります。
改善内容
エアバックECU用配線の配索位置を変更します。
※ノート・セレナの改善対策情報 7月26日/2018
不具合状況
減速機の製造工程において、パーキングロック(Pレンジにした際に車輪を機械的に固定するもの)の作動確認検査方法が不適切なため、パーキングポールのシャフトが変形しているものがあります。そのため、Pレンジでパーキングロックが作動する際にパーキングポールとシャフトの摺動抵抗が高くなり、パーキングロックが作動せず、最悪の場合、駐車条件によっては駐車ブレーキを掛けていないと、車両が動くおそれがあります。
改善内容
パーキングロックの作動確認を行い、作動不良があった場合は当該減速機を良品と交換します。
※完成車検査不備のリコール情報 6月29日/2018
不具合状況
車両製作工場の完成検査において、任命されていない検査員が合否判定を行ったものがあり、安全環境性能法規(保安基準)に関する検査が適切に行われていませんでした。
改善内容
指定整備工場において自動車検査員による点検を行い、安全環境性能法規(保安基準)に関する不具合が認められた場合は是正します。
※バネットのリコール情報 6月7日/2018
不具合状況
燃料タンクのブリーザーホース(給油時に燃料タンク内の空気を逃がすホース)において、当該ホースの材質が不適切なため、排気系の熱影響によりホースが劣化し亀裂が発生することがあります。 そのため、そのままの状態で使用を続けると、亀裂が進行し燃料が漏れ、最悪の場合、火災に至るおそれがあります。
改善内容
ブリーザーホースを対策品と交換します。
※ラフェスタのリコール情報 6月7日/2018
不具合状況
エンジンルーム内の遮音材において、エキゾーストマニホールドとの隙間が少なく、かつ、遮音材に固定点のない部分があるため、 当該遮音材の一部が熱の影響により変形してエキゾーストマニホールドと接近することがあります。そのため、そのまま使用を続けると、エキゾーストマニホールドの熱により焼損し、最悪の場合、火災に至るおそれがあります。
改善内容
遮音材を対策品に交換するとともに、遮熱板を新規に取り付けます。
※モコのリコール情報 6月7日/2018
不具合状況
ホーンスイッチの配線において配索設計が不適切なため、組付け作業によっては配線がステアリングコラムのブラケットに接触しているものがあります。 そのため、走行振動等により配線の被覆が損傷してショートすることで、警音器が意図せず吹鳴し、最悪の場合、ヒューズが切れ、非常点滅表示灯不灯、方向指示器不灯、警音器不鳴になるおそれがあります。
改善内容
当該配線を点検し、
@被覆に損傷が無い場合は、配線とブラケットの隙間が適切となるように配索します。
A被覆に損傷がある場合は、補修用ハーネスに繋ぎ替えた上で同様に配索します。
※エクストレイル、ティアナなど11車種のリコール情報 3月29日/2018
不具合状況
助手席側のエアバッグのインフレータ(膨張装置)において、ガス発生剤の吸湿防止が不適切なため、温度および湿度変化の繰り返しによりガス発生剤が劣化することがあります。そのため、エアバッグ展開時にインフレータ容器が破損するおそれがあります。
改善内容
助手席エアバッグインフレータまたは助手席エアバッグアッセンブリを対策品と交換します。
※NV350キャラバンのリコール情報 3月29日/2018
不具合状況
ディーゼルエンジンのバキュームポンプにおいて、オイルホースの耐久性が不足しているため、オイルの圧力変動による変形が繰り返されて当該ホースに亀裂が生じるものがあります。 そのため、そのままの状態で使用を続けると、エンジンオイルが洩れるおそれがあり、最悪の場合、エンジンが潤滑不良となりエンストして再始動できなくなるおそれがあります。
改善内容
当該バキュームポンプのオイルホースを対策品と交換します。
※ジュークのリコール情報 2月1日/2018
不具合状況
ブレーキマスターシリンダにおいて、倍力装置内部のスプリングの製造のバラツキを考慮した設計をしていなかったため、ピストンが傾いて押されカップシールとの摺動抵抗が高くなり、ブレーキペダルを速く踏みこんだ際にカップシールが捲れることがあります。そのため、シール部から倍力装置内部にブレーキ液が漏れ、そのままの状態で使用を続けると警告灯が点灯し、最悪の場合、制動力が低下して制動距離が長くなるおそれがあります。
改善内容
当該マスターシリンダのピストンに専用の潤滑剤を塗布します。
※ルークスのリコール情報 1月19日/2018
不具合状況
四輪駆動車のリヤ車輪速センサーにおいて、センサーの樹脂材質が不適切なため、樹脂が吸水することがあります。そのため、センサー内部の電子部品がショートし、センサーが異常な信号を出力して、ABS警告灯が点灯して機能が停止または、速度計が作動しなくなるおそれがあります。
改善内容
リヤ車輪速センサーの識別番号を確認し、対策前品が装着されていた場合は対策品と交換します。
※セレナ、キューブ、NV200バネットのリコール情報 12月15日/2017
不具合状況
電源分配器の基板において、回路基板の製造時に不要な半田が付着した状態で防湿材がコーティングされたものがあり、使用過程においてコーティングに亀裂が発生することがあります。 そのため、高湿環境下において電極間の微細な導通が発生して電極成分が移動し、短絡回路が形成されると、短絡電流の発熱によって、最悪の場合、車両火災に至るおそれがあります。
改善内容
当該電源分配器を良品と交換します。
※アトラスのリコール情報 12月1日/2017
不具合状況
自動変速機において、オイルホースの製造が不適切なため、ホースの強度が不足しているものがあります。 そのため、オイルの圧力に耐えられず、オイルホースに亀裂が生じ、オイルが漏れて変速不良となり、最悪の場合、走行不能に至るおそれがあります。
改善内容
自動変速機のオイルホースを良品に交換します。
※アトラスのリコール情報 12月1日/2017
不具合状況
小型トラックの燃料噴射装置において、サプライポンプをエンジンに締結する取付けボルトの締付トルクが不足しているものがあります。 そのため、そのままの状態で使用を続けると、取付けボルトの締結部が緩んでサプライポンプの振動が増大し、最悪の場合、燃料パイプに亀裂が発生し、燃料が漏れるおそれがあります。
改善内容
サプライポンプ締結部の点検を行い、緩んでいる場合はエンジンを良品に交換、緩んでいない場合は増締めを行います。
※ピノ、モコのリコール情報 11月24日/2017
不具合状況
フロントサスペンションフレームの製造が不適切なため、塩水等の腐食促進物質によってサスペンションフレームのロアアーム取付ブラケットが腐食することがあります。 そのため、そのままの状態で使用を続けると、腐食が進行し、ロアアーム取付ブラケットが破損して、最悪の場合、ロアアームが脱落して走行不能となるおそれがあります。
改善内容
サスペンションフレームの点検を行い、腐食が認められる場合は、サスペンションフレームを良品と交換します。 腐食が認められない場合は、サスペンションフレームのロアアーム取付ブラケット部に防錆剤を塗布します。
※完成検査不備に関する既登録車のリコール情報 10月6日/2017
不具合状況
車両製作工場の完成検査において、任命されていない検査員が合否判定を行ったものがあり、 安全環境性能法規(保安基準)に関する検査が適切に行われていませんでした。
改善内容
指定整備工場において自動車検査員による点検を行い、 安全環境性能法規(保安基準)に関する不具合が認められた場合は是正します。
※ルークスのリコール情報 9月7日/2017
不具合状況
電動パワーステアリングのコントローラに接続される電気配線の固定方法が不適切なため、走行時の車両振動等によりコントローラと電気配線のコネクタ部の端子が摩耗して絶縁物が生成され、導通不良に至ることがあります。 そのため、警告灯が点灯するとともにパワーステアリングのアシスト機能が停止し、ステアリングの操作力が増大するおそれがあります。
改善内容
電動パワーステアリングコントローラを新品に交換するとともに、ブラケットを追加して、電気配線をクランプでブラケットに固定します。
※エクストレイルのリコール情報 9月7日/2017
不具合状況
エアコンユニットのPTCヒータにおいて、電気配線の固定が不適切なため、走行中の振動等により揺動し端子が摩耗することがあります。 そのため、そのままの状態で使用すると、端子間の抵抗が増加し異常発熱して、発煙し、最悪の場合、火災に至るおそれがあります。
改善内容
当該PTCヒータを対策品と交換します。
※アトラスのリコール情報 8月31日/2017
不具合状況
バン架装車において、荷室架装時の車台側締結位置の指示が不適切なため、荷室前側の車台締結を設計意図と異なる位置で締結したものがあります。 そのため、走行中の荷室揺動による前輪サスペンションのアンカーボルトへの入力が大きく、そのまま使用を続けると、当該ボルトが折損して車両姿勢が変化し、また、折損したボルトが燃料タンクを損傷させ、最悪の場合、燃料が漏れるおそれがあります。
改善内容
当該アンカーボルトを対策品と交換し、燃料タンク保護カバーを追加します。
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※ブルーバードシルフィのリコール情報 7月27日/2017
不具合状況
助手席エアバッグのインフレータ(膨張装置)を対策品に交換した車両において、エアバッグの排気孔が小さいため、 エアバッグ展開時にエアバッグ組付けブラケットに亀裂やエアバッグ排気孔部が破れることがあります。 そのため、エアバッグが適正に展開せず、最悪の場合、乗員保護性能が低下するおそれがあります。
改善内容
当該エアバッグモジュールを対策品と交換する。
※バネットのリコール情報 7月27日/2017
不具合状況
自動変速機のセレクトレバーにおいて、溶接設備の設定が不適切なため、セレクトレバーとブラケットの溶接が不十分なものがあります。 そのため、セレクトレバー操作により溶接部が破断し、操作できなくなるおそれがあります。
改善内容
セレクトレバーの溶接状態を点検し、不適切なものはセレクトレバーを良品と交換します。
※エルグランドのリコール情報 7月24日/2017
不具合状況
ブレーキマスターシリンダにおいて、ピストン部のシール形状が不適切なため、ブレーキペダルを踏んだ際にシールが捲れることがあります。 そのため、シール部からブレーキ液が漏れて警告灯が点灯し、最悪の場合、制動力が低下して制動距離が長くなるおそれがあります。
改善内容
当該マスターシリンダを対策品と交換します。
※デイズのリコール情報 6月15日/2017
不具合状況
原動機のシリンダーブロックにおいて、鋳造型の中子がずれたまま鋳造されたため、オイル通路が完全に貫通していないものがあります。 そのため、オイル供給不足によりクランクシャフトのジャーナルメタルが焼き付き、異音が発生し、最悪の場合、原動機が焼き付くおそれがあります。
改善内容
シリンダーブロックの製造ロットを確認のうえ、該当するものは、オ イル通路の貫通状態を確認し、未貫通または一部閉塞している場合は原動機を良品と交換します。
※デイズ、デイズルークスのリコール情報 4月6日/2017
不具合状況
乗降扉のドアラッチにおいて、構成部品の製造が不適切なため、部品の精度が規格を外れているものがあり、気温が高くなるとロック機構の動きが悪くなることがあります。そのため、乗降扉が確実にロックされず、最悪の場合、運行中に乗降扉が開くおそれがあります。
改善内容
製作期間に応じて必要な箇所のドアラッチを良品と交換します。(除くスライドドアラッチ)
※ムラーノのリコール情報 3月17日/2017
不具合状況
パワーステアリングの油圧ホースにおいて、ゴムホースと口金具の加締めが不適切なため、転舵の繰り返しにより油圧が掛かると、当該ホースが外れるものがあります。 そのため、オイルが漏れて操舵力が重くなり、最悪の場合、飛散したオイルが排気管に付着し、火災に至るおそれがあります。
改善内容
当該パワーステアリング高圧ホースを対策品と交換します。
※ピノ、モコのリコール情報 2月24日/2017
不具合状況
四輪駆動車のトランスファにおいて、トランスファ内のインターミディエイトシャフトの設計が不適切なため、 右側ドライブシャフトが正しく嵌合していないものがあります。そのため、段差乗り越え等の大きな衝撃が加えられた場合、ドライブシャフトが抜け、異音、オイル漏れの発生や加速不良となり、最悪の場合、走行不能や駐車中に車両が動き出すおそれがあります。
改善内容
トランスファ内のインターミディエイトシャフトを対策品と交換します。
※キューブ、エクストレイルなど6車種のリコール情報 2月3日/2017
不具合状況
助手席側のエアバッグのインフレータ(膨張装置)において、ガス発生剤の吸湿防止が不適切なため、温度および湿度変化の繰り返しによりガス発生剤が劣化することがあります。 そのため、エアバッグ展開時にインフレータ容器が破損するおそれがあります。
改善内容
助手席エアバッグのインフレータを対策品と交換します。
※セレナのリコール情報 1月27日/2017
不具合状況
ABSアクチュエータ内ポンプにおいて、組付け設備の調節が不適切なため、組み付け時にポンプ内部のシールが破損したものがあります。そのため、ABS作動時のブレーキ液の吐出圧が不足するおそれがあり、最悪の場合、ABS機能が作動せず、走行安定性が損なわれるおそれがあります。
改善内容
当該ABSアクチュエータの製造番号を確認し、対象の場合は良品と交換します。
※デイズ、デイズルークスのリコール情報 1月27日/2017
不具合状況
自動無段変速機(CVT)において、コントロールユニットの制御が不適切なため、 CVT内部のクラッチの結合が遅れ、発進時に駆動力が伝わらないことがあります。
そのため、坂道での発進時にブレーキペダルを放した際、一時的に車両の自重で坂道を下がるおそれがあります。
改善内容
CVT ECUの制御プログラムを対策仕様に書き替えます。