ハードトップの車はなぜ消えたのか?

ハードトップの車はなぜ消えたのか?

一時期、ブームになったハードトップの車が消滅したリユとは?高級車の代名詞だったハードトップとはなどハードトップの詳細と疑問を書いてみました。

ハードトップとは

ハードトップとは、どんな車なの?

 

という方もいますよね!

 

ハードトップは、自動車のボディのスタイルです。

 

セダンタイプ、スリーボックスの車の形状でハードトップというからには、トップ、天井が硬い車のこと・・・

 

間違いではありませんが、トップ、天井を固く、丈夫に作る理由があったのです。

 

それが、ハードトップの車を作ることに必要だったことからハードトップと呼ばれたのではないかと思われます。

 

ハードトップとは、車の窓枠、Bピラーがない車です。

 

最初はスポーツカーなどの2ドアのハードトップが主流でしたが、4ドアのハードトップも発売されセンターピラーのない車をハードトップと呼ぶようになっています。

 

スポーティなデザインにできることから1970年代〜1980年代にブームになったボディ形状です。

 

窓枠、Bピラーがない車とは、窓を締めた際にガラス窓だけになるのですよね!

 

ガラス窓を締めた際にセンターピラーも窓枠もなく支える枠がないのでスッキリとしたデザインになり、主にスポーツカーや高級乗用車に多く見られました。

 

クラウンやセリカマークU、グロリア、セドリック、スカイライン、シーマなどにも採用されたのがハードトップです。

 

ドアを締めてもピラーがないため、トップ、天井を支える部分が少ないことから天井部分を強化する必要があり、これがハードトップの名前の由来だと言われています。

 

ハーフトップ=窓枠、Bピラーがない

 

も1つ、ハードトップと呼ばれるのが、オープンカー、カブリオレなどの車で脱着式の硬い屋根のことをハードトップと呼ばれます。

 

ここでは、前者のハードトップを主に紹介していきます。


ハードトップの多様化

ハードトップのブームは、絶大で、高級車の代名詞だったハードトップもすぐに大衆車のカローラやブルバードなどにも普及しました。

 

1980年、1980年代は、ハードトップの全席だったのですが、高級車から大衆車、軽自動車までハードトップの車を発売されたことからもハードトップというスタイルの車の一大ブームだといえます。

 

車種、モデルも多様化したハードトップですが、ハードトップの呼ばれる車も多様化しています。

 

センターピラーのない車をハードトップと呼んでいたのですが、ピラーを残しながらハードトップのイメージをもたせたピラードハードトップやサッシュレスハードトップなどと呼ばれるハードトップも登場し、多様化が進んだといえます。


ハードトップの車はなぜ消えたのか?

スタイリッシュで1代ブームを起こしたスタイルのハードトップはなぜ、消えたのか?

 

今見てもハードトップの車は、スタイリッシュでかっこいい車が多く感じられます。

 

ただ、ハードトップの車は、構造上、トップ、やサイドなども強化する必要があり、これがコストと車重の増加に繋がりました。

 

特に車重の増加は、エンジンの排気量のアップに繋がり、走行性能、燃費性能にも大きく左右されることになったことや安全面でも疑問視され、1990年代には、ハードトップ、センターピラーを持たない車への規制も強化されることになり、ハードトップの車は、その姿を消すことになりました。

 

特に、ハードトップの安全性の規制により、メーカー側のコストの増加が大きく、ピラーレスハードトップからピラードハードトップへ行こうし、4ドアセダンへの移行してきました。

 

今現在は、ハードトップといえば、クーペタイプのハードトップとオープンカーの形状で使われることが多くなっていますが、198年代のハードトップは、高排気量、高級車の代名詞と言えるスタイルでしたが、最近は、クーペ以外ではハードトップの車の発売はあまりないようです。、
ただ、人気車種の多くがハードトップを採用していたという車の歴史でもあります。

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