ダイハツ工業の不正問題 ダイハツ車の中古車はどうなる

ダイハツ工業の不正問題 ダイハツ車の中古車はどうなる

ダイハツ工業が前代未聞の不正発覚、不正により新車販売の停止で今後のダイハツ車の中古車の価格が下るのか?

ダイハツ工業の自動車の認証試験の不正問題とは

ダイハツ自動車の不正問題が2023年4月から始まり、12月には174個の不正が発覚したことから問題が大きくなり、販売の停止という前代未聞の事態を招きました。

 

今回のダイハツの不正は、認証試験でのエアバックの作動をタイマーでしていたことなどです。

 

このような不正な検査では、実際に事故した際にエアーバックが適正に作動しないということですよね!

 

エアーバックといえば、命を守る装備です。その装備で不正な検査をしていたとなれば、すごい悪質だと言えます。

 

ただ、再検査で適正が確認されて、出荷、販売が再開されたダイハツ車も出てきているので、全車が不正されていたと言うわけではないようです。
ダイハツ工業の自動車認証試験の不正は、174個あると言われているので、エアーバックの不正以外にも出てくるのでしょうか?

 

主なダイハツ工業の不正項目は以下です。
1、側面衝突試験
2、ポール側面衝突試験
3、オフセット前面衝突試験
4、フルラップ前面衝突試験
5、フルラップ前面衝突時の燃料漏れ試験
6、歩行者頭部および脚部保護試験
7、後面衝突試験
8,ヘッドレスト 衝撃試験/静的試験
9、シート慣性荷重試験
10、積み荷移動防止試験
11、ヘッドフォーム インパクト試験
12、とびら開放防止試験
13、座席ベルト試験
14、ヒップポイント試験
15、車外騒音試験
16、近接排気騒音試験
17、制動装置試験
18、ヘッドランプレベリング試験
19、デフロスターによるデミスト試験
20、デフロスターによるデフロスト試験
21、速度計試験
22、インスツルメントパネルの衝撃吸収試験
23、排出ガス・燃費試験
24、原動機車載出力認証試験

 

30年前から不正に事実があったと言われているので、以前に発売されたダイハツ車も対象車種になることもありえます。


ダイハツの不正問題でダイハツ車の中古車はどうなる

ダイハツの認証試験の不正問題は、今後も長引くと予想されます。

 

出荷停止されているダイハツ車は、出荷再開されるまでは、軽自動車の中古車の不足も予想されます。

 

それでなくてもコロナ禍で新車の納車が遅れていることからダイハツの軽自動車、コンパクトカーやOEM車などの出荷が停止されることで、購入予定の自動車が手に入らず、中古車の購入を余儀なくされる方も出てきますよね!

 

このような理由からも軽自動車の中古車の価格の上昇も予想されています。

 

一方で、不正があったダイハツの軽自動車、不正の疑いがあるダイハツの軽自動車の中古車は、価格の下落も予想されています。
不正が明らかになった車種が出てくれば、その車種の中古車価格の下落は避けられないのではないでしょうか?

 

ダイハツ工業の保証や対応なども気になるところですが、ダイハツの中古車は、中古車の流通台数の減少などで値下がりも限定的だと言われていますが、安全の認証が取れていない車種を乗りつどけますかという問いにもなると言えます。

不正問題の最中 ダイハツ車の売却、査定

ダイハツ車のオーナーさんの気になることとしては、愛車の価値が下がることではないでしょうか?

 

ダイハツ車の不正が明らかになれば、対象車種の市場価値が下がると予想されます。

 

ただ、実際、ダイハツの軽自動車の中古車査定価格、買取価格は下がるのか?ということを知りたいですね!

 

ダイハツ車は、今後下がるという意見もあれば、中古車市場の流通台数不足でダイハツ車も例外なく値上がりするという意見もあります。

 

実際、今現在はどうなのでしょうか?

 

ダイハツ工業の不正問題以降、ダイハツの軽自動車の中古車の買取は消極的になっている業者もあります。まだ、はっきりしない段階で不正の対象車になれば、値下がりも有るので、業者も慎重だと言えます。

 

一方で、積極的に買取している業者もありますが、査定価格は下がり気味では有るようです。

 

ダイハツの不正問題から国土交通省より適正される車種も出てきているので適正された車種、モデルは、価格も上昇も期待できます。

 

ダイハツ車の出荷停止で、中古車市場の軽自動車数は減少傾向に有るため、軽自動車の中古車査定価格は、今後も上昇してくると言えます。

 

今後は、不正対象車は、何らかの対応が有るのか?リコールになるのか?などダイハツ工業の対応も気になるところです。


ダイハツの不正問題 最新ニュース

2023年4月 ダイハツ工業の自動車の安全性などの認証試験で不正が発覚

 

2023年12月 不正、改ざんが174個あることが判明 社会的な問題に
主な不正は
・エアーバックのタイマー着火
・試験結果の虚偽記載
・試験速度の改ざん
・タイヤ空気圧の虚偽記載
・助手席頭部加速度データの差し替え

 

ダイハツの不正認証試験の適合

2024年1月19日 5車種の適合
・ダイハツ グランマックス バン
・トヨタ プロボックス
・トヨタ タウンエース バン
・マツダ ファミリアバン
・マツダ ボンゴバン

 

ダイハツの不正認証試験 不適合

2024年1月19日 3車種の不適合
ダイハツ グランマックス トラック
トヨタ タウンエース トラック
マツダ ボンゴ トラック
型式指定の取り消し

2024年1月24日 2車種 約32万台
・ダイハツ キャスト
・トヨタ ピクシスジョイ

 

2024年4月 全車種の出荷が始まる
出荷停止していたダイハツの車種も適性が確認され、出荷が開始されました。
工場の始動は、まだのようなので出荷できる台数には限りが有るかもしれませんが、とりあえず、ダイハツ車の購入ができるようになったと言えます。

 

2024年4月 軽自動車販売台数1位の座を譲る
18年連続で年間の軽自動車新車販売台数で1位の座についていたダイハツがスズキに販売台数で抜かれました。
当たり前ですよね!出荷を停止位していたのと不正していたことでダイハツ車の購入を検討する方は減少することでの首位からの脱落です。

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