マイクロバスといえば、使用用途も限られた特殊な自動車と言えます。
マイクロバスとはどんな車?
乗車店員が11名〜14名程度の小型バスをマイクロバスと呼んでいると言えます。
マイクロナスのサイズ的には、4tトラックサイズですが、11名以上のバスは、大型免許が必要で、マイクロバスの運転には大型免許が必要になります。
最近は、ワンボックスカー、ハイエースやキャラバンなどのワイドサイズのマイクロバスもあります。定員数によって中型免許で運転できる場合もあります。
マイクロバスの主な用途は、送迎バス、スクールバス、コミュニティーバス、路線バス、キャンピングカー等が挙げられます。
マイクロバスの用途は、限られているということで、中古車市場への流通台数も少なく、需要も多くないといえます。
また、使用期間が長くなることも多く、中古車市場に流通するマイクロバスの多くが年式は古く10年以上というのが普通です。
マイクロバスの中古車市場は、流通台数少なめ、需要が少なめで年式も古いモデルが多くなっています。
また、最近は、ハイエースやキャラバンなどのより小型のマイクロバスもあり、こちらのモデルは、需要は多めと言えます。
マイクロバスは、新車価格も高額で年式が新しいマイクロバスは、中古車でも高値で取引されます。
逆に年式が古いモデルは、需要も多くないことから安値で取引されているようです。
ただ、マイクロバスは、日本市場よりも海外市場での需要が高く、高値での取引が期待できます。
マイクロバスの中古車を売却、処分は簡単ではないですね!
売却価格にこだわらないのならディーラーなどで買い取りしてもらえばいいとは思いますが、処分するなら少しでも高値で売れれば嬉しいですよね!
特に、マイクロバスのような特殊な車両は、売却先や査定方法で大きく買取価格が違ってくる事が多く、20万円、30万円の差が出ることも普通にあります。
そこで、ここでは、マイクロバスを賢く売る方法、この査定方法なら損をしないで売却できるという査定方法を紹介しています。
普通の中古車店や車買取店ではマイクロバスの査定はうまくいかない事がほとんどです。
古いマイクロバス、走行距離の多いマイクロバスは、特に海外への市場も視野に入れた売却が有利になります。
マイクロバスの売却、査定は、トラックの買取業者が有利です。
トラック買取も1社の業者に絞らず、普通数業者の査定から高値で買い取りしてくれる業者を探すことが良いといえます。
それが可能なのが、トラック買取一括査定サイトです。
コースターの買取相場を調べました。
マイクロバスで人気のコースターですが、買取相場は期待できないというのが正直な感想です。
コースターは、2022年に製造は中止したことから今後、価格の上昇も期待できるマイクロバスと言えますが、今現在は、それほどの査定価格は出ていません。
マイクロバス全般に言えることですが、日本市場では、期待できないというのが正直な感想です。
ただ、コースターは、トヨタ車ということもあり、マイクロバスの中では中古車買取価格は高いと言われています。
実際の直近のコースターの中古車査定価格、買取相場をまとめました。
年式 | 買取相場・査定価格 |
---|---|
2020年(令和2年) | 150万〜350万円 |
2019年(令和元年) | 120万〜330万円 |
2018年(平成30年) | 100万〜320万円 |
2017年(平成29年) | 95万〜298万円 |
2016年(平成28年) | 80万〜280万円 |
2015年(平成27年) | 75万〜260万円 |
コースターの概要
トヨタのマイクロバスがコースターです。全長6.9m、車幅2.0m、車高2.7mで標準サイズのマイクロバスです。
マイクロバスの中でも人気が高く、販売台数も多いのがコースターです。
ただ、2020年4月で販売が中止されました。
日産のマイクロバス、シビリアンも中古車査定に出した際に、新車価格の割に買取価格がそれほど出ないと言えます。
シビリアンを査定に出す際に、ディーラーで査定してもらうことは多いと思いますが、ディーラーの査定価格も思った以上に出ないことが多いのがマイクロバスの売却の際の査定です。
マイクロバス、シビリアンの売却でも海外市場は無視できないといえますね!
国内だけでの販売では、中古マイクアロバス市場は、期待できないのが現状です。
そのことを踏まえて、シビリアンの査定価格や買取価格を見てみましょう!
年式 | 買取相場・査定価格 |
---|---|
2021年(令和3年) | 160万〜370万円 |
2020年(令和2年) | 140万〜350万円 |
2019年(令和元年) | 120万〜325万円 |
2018年(平成30年) | 90万〜300万円 |
2017年(平成29年) | 80万〜280万円 |
2016年(平成28年) | 70万〜270万円 |
2015年(平成27年) | 70万〜260万円 |
シビリアンの概要
日産から発売されているマイクロバスが、シビリアンです。車高6.9m、車幅2.0m、車高2.6mで標準サイズのマイクロバスです。
大型の観光バスのような外観と内装を備え、フロントガラスも大きく開放的なイメージのマイクロバスだといえます。
いすゞのジャーニーもマイクロバスの販売終了の枠にもれず、2021年2月で終了しています。
いすゞのジャーニーは、このクラスのバスでは珍しいガソリンモデルです。
燃費や燃料費を考えるとガソリンよりも軽油、ディーゼルエンジンの方が維持費は軽減できることからジャーニーの中古車は人気が他のマイクロバスよりもないといえます。
したがって、ジャーニーの中古車買取相場、査定価格は、低めと言われています。
ジャーニーは、ガソリンモデルということで新車価格も控えられている点からも売却の際には不利な様相が多いマイクロバスです。
ジャーニーの中古車買取相場を調べてみました。
年式 | 買取相場・査定価格 |
---|---|
2021年(令和3年) | 140万〜320万円 |
2020年(令和2年) | 120万〜300万円 |
2019年(令和元年) | 100万〜285万円 |
2018年(平成30年) | 80万〜270万円 |
2017年(平成29年) | 60万〜250万円 |
2016年(平成28年) | 50万〜230万円 |
2015年(平成27年) | 50万〜230万円 |
いすゞ ジャーニーの概要
いすゞのジャーニーも標準的なマイクロバスですが、車高と車幅が他メーカーよりも少し大きく、室内空間が広く感じられます。
全長6.9m、全幅2.2m、車高3.1mです。
また、ディーゼルエンジンではなくガソリンモデルとして発売されていました。
ジャーニーも2021年2月を持って販売が終了しています。
マイクロバスは、車種も少なく国産のマイクロバスは、下記の車種が発売されています。
日野 リエッセU
日野のマイクロバス、「リエッセU」は、全長6.9m、車幅2.0m、車高2.7mの標準的なサイズのマイクロバスです。
ディーゼルエンジンで燃費性能にも優れ、トラックで培った日野らしいマイクロバスです。
三菱ふそう ローザ
三菱ふそうのマイクロバス、ローザは、ショートボディ、ロングボディや4WD車などを選ぶことができます。豊富なバリエーションで用途に応じて対応できるマイクロバスです。サイズは、ショートボディが全長6.245m、車幅2.01m、車高2.65m、ロングボディが、全長6.99m、車幅2.01m、車高2.64mです。
マイクロバスは、製造、販売中止をするメーカーも多く、新車の購入も車種を選べなくなってきています。中古車市場への流通台数も少なく今後は、マイクロバスから小型バスやミニバスへの移行が進むと思われます。
ミニバスとは、ワンボックスカーのワイドタイプのバスです。乗車定員も10名程度で免許区分で普通免許での運転が可能なことなどからマイクロバスよりも需要が高くなっています。
マイクアロバスは、各メーカーの製造中止が発表されてきています。
マイクロバス市場は先細りで、マイクロバスに代わり、ハイエースやキャラバンのワイドタイプの1ボックスモデルの需要が多くなってきています。
しかし、マイクロバスは、送迎用のクルマとして需要が無くなるということはないのではないでしょうか?
マイクロバスを製造するメーカーにしてみれば、それほどの台数の販売が見込めないということから撤退していると思われますが、マイクロバスまだまだ、需要が見込めると言えます。
ここで注目されるのが、マイクロバスの中古車市場です。
新車の販売が少なくなってくれば、おのずと中古車市場が注目されることは予想が付きます。
また、マイクロバスの中古車市場は、海外への輸出が支えています。海外市場の需要が高いマイクロバスは、海外の方が高値で取引されることが多くなっています。
今後、マイクロバスの中古車の流通台数が減少してきた場合、海外中古車ディーラーなどでマイクロバスの中古車と取り合い、価格の高騰も予想されています。
はっきりとはわかりませんが、程度の良いマイクロバスは、今後、中古車価格の高騰があると思われます。