いすゞは、今ではトラックメーカーとしての知名度が高い自動車メーカーですが、かつては、乗用車の販売も手掛けていました。
いすゞから発売された乗用車の多くが、今でもマニアの間では、名車として人気が高い車種がほとんどです。
その中から特に作者が、好きなモデルをピックアップして紹介していきたいと思います。
いすゞ車を語る上で、一番の名車と言えるのが117クーペです。
その他にもフローリアンやピアッツア、ジェミニなど印象に残っているモデルも多く、他の自動車メーカーにない魅力のあるモデルを発売しています。
ベレルやベレットなども名車ですが、今回は、あまり触れていません。
117クーペ、ピアッツア、ジェミニやオフロードカーのビッグホーン、ミューなども好きな車でした。
いすゞの名車を語る上で、一番手は、やはり117クープですね!
今も人気が高いモデルでプレミアム価格での取引も多い117クーペですが、どんな車なのでしょうか?
117クーペは、1968年にいすゞより発売されたグランツーリスモモデルとして初期モデルは、ほとんどのハンドメイドで制作されたことから、
117クーペの中でも「ハンドメイド117クーペ」と呼ばれる希少価値が一番高いモデルです。
ハンドメイド117クーペは、確か1968年から1972年まで発売されたモデルだったと記憶しています。
その後、いすゞは、GM社と提携して1973年以降のモデルは、量産化されたモデルとして発売されました。
117クーペは、当時の新車価格としても高額なモデルで、他のGTカーに比べても倍近い価格で発売されたと記憶しています。
ハンドメイド117クーペは、年間発売台数も少なく、希少価値が高く、程度の良い中古車では、高額で取引されています。
いすゞの117クーペは、1981年まで発売されたいすゞの名車として今も人気が高い国産車です。
117クーペの後継車モデルとして1981年に発売されたモデルで、117クーペ同様、ジウジアーロのデザインで、当時としては斬新なデザインでしたね!
今では想像がつかないと思いますが、フェンダーミラー全盛、ドアミラーは、規制されていたこともあり、1983年の道路運送車両法の改正でドアミラーが適合されたことで、ピアッツアもドアミラーに変更、当時としては、斬新でした。
いすゞ車の魅力でも有る「ハンドリングbyロータス」など、コクピット周りも日本車では、魅力のあるデザインを取り入れていました。
また、ピアッツアは、国内初の装備やエンジンパワーなどグランツーリスモとしての魅力も十分でしたね!
いすゞピアッツアは、1981年から1991年まで発売されました。
またピアッツア・ネオとしてヤナセよりも販売されていたことは、今では考えられないですね!
今見ても魅力的な車種、モデルですが、いすゞ車のピアッツアは、決して販売台数が多かった訳ではなく、中古車として現存するピアッツアも少なく、程度の良い中古車は、高額で取引されることもあります。
いすゞのジェミニは、1974年に発売されたいすゞのセダンです。
ベレットの後継モデルで、ボディタイプの2ドアセダンと4ドアセダンが発売されました。
初代ジェミニから1985年に2代目ジェミニにモデルチェンジ、FFジェミニとしてコンパクトセダンとして走りと燃費を両立されたモデルです。
またいすゞのお得意、ディーゼルエンジンモデルももちろん発売されています。
燃費性能が高く、当時は軽油の価格もガソリンよりもかなり割安だったこともあり、ジェミニのディーゼルモデルは、人気がありましたね!
もちろん、ジェミニも走りを楽しめる「ハンドリングbyロータス」も発売、当時としては、走りを楽しめるセダンとして魅力のある1台だったと思います。
いすゞの名車シリーズでもあまり知名度がないと思われるのが、フローリアンです。
フローリアン??
聞いたことがないと思われる方も多いかもしれませんが、いすゞから発売されたモデルで、1967年から1983年まで発売されたいすゞの中高級セダンという扱いだったと思います。
当時は自動車も少し高級モデルが人気が出てきたことからベレットの高級モデルとして発売されました。
当時、販売が好調だったトヨタのコロナ、日産のブルーバードの競合車と発売されましたが、ほとんど相手にされず、フローリアンという車種の知名度は、上がらなかった思います。
ただ、いすゞ車は、どのモデルも魅力があり、フローリアンもディーゼルエンジンモデルは燃費性能も高く、丈夫で長持ちするモデルでした。
また、フローリアンは、バンモデルも発売されていました。
いすゞの車は、今でも魅力を感じられる理由の1つとしては、基本的なデザインが、イタリアのカロッツェリアn依頼されていたからではないでしょうか?
今見ても117クーペしかり、ピアッツア、フローリアンと目を引くデザインですね!
販売台数もそれほど多くなかったモデルということで、現存する中古車も少なめです。
いすゞの本格オフロードカー、ビッグホーンの紹介です。
ビッグホーンは、1981年に初代モデル、1991年にモデルチェンジされ2代目モデルが発売され、2002年まで販売されました。
いすゞのオフロードカーの魅力は、オフロードカーと相性が良いエンジン、ディーゼルエンジンに強いことですね!
もともと、トラックメーカーでも有るいすゞは、ディーゼルエンジンには、定評が高く、乗用車用のディーゼルエンジンでもジェミニやフローリアンなどで実証済みですね!
そのいすゞのディーゼルエンジンを搭載した本格4WD車、ビッグホーンは、魅力のある1台でしたが、当時は、トヨタのランドクルーザー、三菱パジェロの全盛期で、中々、ビッグホーンの魅力にまでは気づかれず、販売台数もそこそこだったと記憶しています。
ガソリンエンジンモデルも発売されていましたが、いすゞ車ということと、当時の慶友の価格を加味してもディーゼルエンジンを選ぶのが自然でした。
その後、ディーゼル規制などでその姿を殆ど見なくなったのがビッグホーンですが、今見ても、それほどふるさを感じないのは自分だけでしょうか?
いすゞの乗用車をいろいろ紹介しましたが、まだまだ、紹介は足りないですが、少しでもいすゞが発売した乗用車の魅力を感じていただければ幸いです。
今後もいすゞから乗用車が発売されるという噂は、聞かれませんが、独特の自動車を世に送り出してきたいすゞは、マニアから見ても魅力のある自動車メーカーだと言えます。